荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

人面壁に出くわす。

2018年11月23日 | 散文
知らない街に迷い込んで困っていたら、こんな異様な長い壁に出くわしました。


よく見ると可愛いです。
上の列にある「きく」ってナニ?


向こうに若い女性の集団が居ました。


壁際にはチャイルドシートを付けた自転車が駐輪しています。
どうやら保育園のお迎え時間のようです。


通り過ぎて、改めて人面レリーフを見てみました。
とても上手です。
よく見るとブロック毎に作風が異なり、かつブロック毎の個性が一緒です。
これって、保育士の先生が子供の顔を作ったのでしょうね。
微笑ましくも、保育士さんも父兄にクレームを付けられないようご苦労されたんだろうと思いました。


もう行くことは無いであろう千住寿町の壁です。


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「大門商店睦会」を行く。

2018年11月22日 | 散文
子供の頃から商店街が好きです。
山と川と田んぼの中で育った私は、町の商店街に行くとなったらワクワクしました。
そこは非日常の世界でドキドキしました。
その興奮が原体験となって、今でも商店街に出くわすと嬉しくなります。

千住大門商店街から大門商店睦会に入っていきます。
商店街でも、子供の頃の匂いを感じる通りが好きです。
そういう商店街はちょっと寂れています。


この辺りが中心地のようですが、店がありません。


あ、店がありましたが、寂れ過ぎです。


すぐに商店街の終点に来ました。


振り返ります。
・・・もう、住宅街ですね。


大門商店睦会が終わったそこは、「大正通り」でした。

ここはずっと以前に行き当たった街です。
名前で覚えていました。
「昭和通り商店街」から続いていた商店街です。
やっと現在地が分かりました。


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千住えびす会 好きですおおもん

2018年11月22日 | 散文
寂れた商店街に行き当たりました。
例によって散策します。
「千住えびす会」との文字が見えますが、その向こうには「おおもん」の文字も見えます。


ここが「えびす会」と「おおもん」の境です。
手前に「えびす会」、向こうに「おおもん」の看板があります。


その分岐点には千住竜田郵便局が在ります。


「おおもん」を行きます。
多くの商店が廃業して、住宅街に変わりつつある商店街です。


それにしても、「おおもん」ってなんでしょう?
その上「好きです」ときました。
ハートマークまで飛ばして。


この辺りが中心地のようです。




向こうに商店街のアーケード看板が見えます。


この店は曲がった看板で頑張っています。
後継者が居なくては投資できないものね・・・。


「千住大門商店街」のアーケードです。
なるほど、「おおもん」ですね。平がなが無かったら「だいもん」と読んでいたと思います。


商店街を出た所にガソリンスタンドがありました。
こういった独立系の店を久し振りに見ました。
ガソリン需要の激減でもう大手系列店しか残っていないご時世です。


改めて、商店街を振り返ります。
「おおもん」の意味は分かりました。
立派な商店街だったのでしょうね。


おや?左手に「大門商店睦会」があります。
当然、行ってみます。


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日溜りの警視庁四谷警察署南元町警察派出所

2018年11月21日 | 散文
東宮御所脇の坂道にて、
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「お化け煙突」を探してー2

2018年11月21日 | 散文
帝京科学大学の玄関前に居ます。
縮尺20分の1のモデルを探します。
説明板の所に戻りました。
お化け煙突と現在の帝京科学大学の位置関係を確認します。

対岸にまだ石油タンクが無い、石炭が主燃料の時代の写真です。

あちらが「尾竹橋」ですが、縮尺モデルはどこだろう?


なんと!
キョロキョロしてたら説明板脇に、これらしい・・・。


4本の煙突です。


ここから見れば3本です。


ここからは、太い1本の煙突です。


そして、2本です。


さて、お化け煙突があった場所を探します。
ここが帝京科学大学の境です。
あの道路を行くとすぐ、「帝京科学大学交差点」です。
「お化け煙突」の手掛かりを得た「元宿堤稲荷神社」はそこから右へ行ってすぐの所です。


隣は東京電力の敷地です。


もう少し行ってみます。


ここにも帝京科学大学がありました。


振り返る向こうに、先ほどのモニュメントと縮尺モデルがあった帝京科学大学が見えます。
見付けました。
ここが旧千住火力発電所で、ここに「お化け煙突」が立っていたのですね。


そして、左側の隅田川から石炭を陸揚げしていたのですね。
向こうに尾竹橋が見えます。


その護岸に「昭和39年施工」の記念プレートがありました。
昭和38年に終業した千住火力発電所の着棧設備が必要なくなった後に護岸工事を開始したようです。
・・・ここ、荒川じゃなくて隅田川なんですけど?


こんな歴史的場所でした。

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「お化け煙突」を探してー1

2018年11月20日 | 散文
先日偶然行き当たった「元宿堤稲荷神社」で「お化け煙突」の手掛かりを得ました。

つまり、この近辺にあったのです。

その場所を特定しようとやって来ました。
尾竹橋から、あの辺だろうと見当を付けた場所を眺めます。


前回は墨堤通りを探したので、とりあえず隅田川土手を行ってみます。


土手脇にある帝京科学大学千住キャンパスです。


唐突に、キャンパスの隅田川土手の壁に、この説明板に出くわしました!?


左側を見ます。
これだ!


右側にも「お化け煙突」の写真があります。
「念ずれば通じる」って言葉を、今日は信じます。


急いで真ん中の説明文を読みました。
大学のモニュメントの上半分がその煙突の実物らしいです。


さっきの場所に戻ります。
この円柱上部の半円がそうらしいです。


改めてここから壁を見ると、横倒しの煙突の向こうには、「お化け煙突」の写真があります。


帝京科学大学の玄関に通じる一角にあったのですね。

先ほど、ここを歩いていた学生に「お化け煙突はどこか」と訊かなくて良かった・・・。

ここにも説明板がありました。
「縮尺20分の1のモデル」があるらしいです。


どこだろう?
対岸には「丸は」マークの石油タンクがあって、遠くにスカイツリーが見える隅田川の土手の上です。


この話、続きます。

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見事な「質アデ川」

2018年11月20日 | 散文
西尾久に迷い込んでしまいました。
最近は自分の方向音痴を楽しんでいます。

長くて古い塀に出くわしました。
逆光に看板が艶やか(アデ川だけに・・・)です。


ここが入り口のようです。


もう一度看板を秋の陽に透かしてみます。
艶やかです。


蔵があります。


質草を保管する蔵ですが、見事な大きさです。


取引客が多かったのでしょうね。
現在は銀行やローン会社が個人への貸し付けに進出して質店が衰退している世相なので、往時を偲ばせる姿です。


もう一方の塀を見ます。


こちらも長い造りです。
地震で倒れそうでもあります。
「水曜定休」なのですね。


振り返って風情を楽しみます。


立ち去ろうとしたら、さっきの入り口の反対側にも看板がありました。


この敷地内通路を通って玄関へ行ける構造のようです。


それにしても広大な敷地です。
質店は儲かったんだろうと思うと同時に、それなりの貸し付け資金が必要だろうから、元々庄屋等の資産家だったんでしょうね。


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「奈か多゛楼」歴史の遺物でしょうか?

2018年11月19日 | 散文
ハッピーロード商店会から見た脇道に戻りました。
クリーム色の建物に丸窓です。
やっぱり違和感があります。


入って行く途中に喫茶店がありました。
こんな路地に喫茶店です。
あの建物へ行く途中です。
家は新しいけど、昔からここで飲食を提供していたのでしょうか?


明らかに民家とは違います。
旅館の跡でしょうか?
それともレストランだったのでしょうか?


青いタイルの支柱が気になります。


隣の建物はピンクの壁に赤いタイルの支柱です。


2階には「奈か多゛楼」の文字が見えますが、建物と比べると随分新らしいようです。
後付けしたのでしょうか?


柳の枝に覆われた建物を見ます。


ピンクの建物の中央部には白いモザイクタイルがあります。


その上は出窓のようです。
民家にしては大きな窓です。


入り口は白いドアです。


改めてクリーム色の建物を見ます。


玄関ドアは大きいです。
一度に複数の人が出入りできる大きさです。


やはり大きな窓があります。
目隠し板が張られていますが、後付けのものに見えます。


窓からは路地がよく見えたのではないでしょうか?
路地からは、窓の中がよく見えたのではないでしょうか?
路地の品定め人とか、窓の娼婦とか。


千住は古くからの宿場町でした。
それは昭和の中頃迄続いていたと思います。
その歴史と、この民家とは思えない建物にある丸窓、青や赤のタイルの支柱、大きな窓、出窓、路地の奥、等々を総合すると、ここは娼館だったのではないでしょうか?


たまたま見つけた歴史の遺物のように思います。

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サンロードからハッピーロード商店会へ行く。

2018年11月19日 | 散文
国道4号線を確認して引き返しました。
すると、枝道に「ハッピーロード商店会」を見つけました。


おう、もう住宅街ですねえ。


ちょっと行くと居酒屋がありました。


脇道の向こうには神社らしい杜があります。


反対側の路地の奥にクリーム色の建物があります。
違和感があります。

後で行ってみることにして、商店街を進みます。

また居酒屋がありました。
商店街の最後に残るのは飲食店ですかね。


商店街がフェードアウトして住宅街に飲み込まれました。


やがて、サンロードの枝道にぶつかりました。
商店街が錯綜しているようです。
北千住は商店街の宝庫かもしれません。


さて、先ほど気になったクリーム色の建物を確認に戻ります。
これが、訳ありっぽくて・・・。

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「北千住 サンロード商店街」に行き当たった。

2018年11月18日 | 散文
北千住の「宿場通り」を往っていたら、T字路があって右手に紺色のバナーで、「サンロード商店街」の表示がありました。


街灯と濃紺のバナーがカッコイイです。
行ってみます。


店舗が並んで、流行っていそうな商店街です。


でも、余り人通りがありません。




更に行きます。


ちょっと気になる飴屋があります。
ずっと自転車で走っていると、喉がいがらっぽくなります。
でも買いません。


シャッターが多くなりました。


大きな道路に出ました。


国道4号線、別名日光街道です。


なるほど、現在地が分かりました。
分かったところで引き返しました。



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「元宿堰稲荷神社」に行き当たる/お化け煙突といつでも夢を。

2018年11月18日 | 散文
以前報告した「帝京科学大学交差点」を再訪しています。
この町雰囲気好いです。


交差点の奥に大学があって、


場違いのようなレストランがあって、


「珈琲モカ」がある交差点です。
モカのマスターでしょうか、布団を干している秋晴れの午後です。


その墨堤道路を南にちょっと行った所に神社がありました。






すぐそこに「帝京科学大学交差点」が見える場所です。


由緒略記の中に次のような記載がありました。
「此の町に大正の末、日本最大の火力発電所が稼動、この施設の巨大な四本の煙突(おばけ)は下町千住の名物として広く知られ、云々」


えぇー!
噂や古い映像で知っているあの「おばけ煙突」があったのはこの町だったの?!
見る角度によって1本~4本に見えたという煙突です。
実は、大きくは期待しないで密かに探していたのです。
いつか出会えれば良いなあの煙突があった場所に、と。
感動です!


そして更に、境内の隅に見つけました!
団塊世代の諸姉が胸をときめかせ、団塊の諸兄が今でも恋い焦がれている大女優主演のあの映画。
大女優と元祖御三家歌手との大ヒットしたデュエット曲も懐かしい、こんなのもあったのです!


ちょっと凄い行き当たりでしょう?
犬が歩いていて棒に当たりました。

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「ミリオン通り商店街」を行ってみた。

2018年11月17日 | 散文
墨堤通りを走っていたら、「ミリオン通り商店街」の看板を見つけました。


場所は、墨堤通りが国道4号線を越えて、


JR常磐線を潜ろうとする側道脇です。

偶然とは言え、我ながら良く見つけたものです。

入って行きます。


入り口左に和菓子屋、


右側には酒屋、最近はこう言った洋酒主体の酒屋はリカーショップと言います。

こんな入り口です。

すぐに神社があって、ここにも商店街のバナーがあります。


氷川神社です。




神社の石塀には町内会の伝言板があります。


振り返るとこんな商店街です。
冒頭の入り口以外、商店がありません。


何とものんびりした空気です。


先へ進みます。




商店街らしくなって来ました。




あそこが商店街の終点、反対側の入り口のようです。


正面には白い建物があります。


「東京藝大」のようです。


東京藝大は千住にもキャンパスがあったのですね。
でも、藝大らしくない建物です。


「ミリオン通り商店街」を振り返ります。
どうやら、先ほどの氷川神社の参道が商店街になったようです。


ところで、何んで「ミリオン」?
かつて商店街のこちらの入り口に「ミリオン座」という映画館があったことから、この名前がついたらしいです。

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秋薔薇と都営荒川線/2018年11月

2018年11月17日 | 散文
薔薇の花の寿命は長い。
特に、随分と涼しくなっても咲いている秋薔薇はそのように感じます。


それとも、今年は暖かいせいでしょうか?
今が見頃です。


薔薇の線路脇で電車を待ちます。


紅い薔薇に、白と黄色の電車が似合います。


後ろから来ました。
迫力あります。


白いガードレールと紅い薔薇に、白と紺の電車も好いです。


場所を移動しました。




パステルカラーの電車がやって来ました。


また移動したら、薔薇とガードレールと同じ色の電車がやって来ました。


見送ります。
もう初冬の空の色です。




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千住の長円寺

2018年11月16日 | 散文
「宿場町通り」の南の路地を覗いたらお寺がありました。
行ってみます。


長円寺です。


山号は「月松山」です。


門脇の陽だまりには「めやみ地蔵尊」があります。
「めやみ」?
「眼病み」のようです。眼の病気に御利益があるそうです。


境内には「魚藍観音」があります。
「めやみ地蔵尊」の裏側辺りです。


境内は秋の木漏れ日です。


本堂へ行きます。








秋の風情です。




境内も木漏れ日の中です。






門の向こうにやって来た道を見ます。
秋の町です。


寺の脇にはこんな石碑がありました。
この路地が掘りだったのですね。


ここでも秋の風情です。

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「宿場町通り 千住絵馬屋・吉田家」

2018年11月16日 | 散文
「宿場通り商店街」の外れで横山家を見学しました。


その向かい側にも古い家屋があります。


ここにも説明板がありました。
そこには懐かしい言葉が並んでいます。
「地口行灯」「凧を画く」「際物」「縁取りした経木」「胡粉」「泥絵具」等々。


ガラス戸から看板が見えます。
その名が「絵馬屋」、好い!


こちらも奥行きが長い造りです。
伝馬屋敷の特徴ですね。


奥から見ます。
ここからず~とあそこまでの奥行です。


今でも手書きで絵馬を制作している家が、商店街の外れに佇んでいます。


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