ゴールデンウイークに掲載した、本Blogのサラメシ・シリーズが好評でありましたので、調子に乗って、もう少し続けることに。
本日ご紹介するのは、日本橋三越前の更科そばの名店「利久庵」の『納豆そば』です。
ここのお蕎麦は、いわゆる更科です。すなわち、ソバの実を純米大吟醸のように削りまくって、芯の白い部分のみで作った蕎麦ですので、色が白く、ソバの実の渋い香りは少なく、ほのかで上品なソバの甘みがしっかり感じられるお蕎麦となります。
ここに、最高級の鰹節と海苔、そして小粒納豆とカイワレ大根、さらに極上卵の黄身を混ぜて食べた時の、「まさに奇跡の harmony! 」。それが、利久庵の納豆そば、なのです。
私が新人の頃の1984年には、確か並盛700円だった‥。この納豆そばですが、今では並盛1050円。ちょっと、日本のCPIを超えるスピードで駆け上がったお値段だとは思いますが、お値段以上のご満足を、私が保証いたしますので、ぜひお試しあれ!
ちなみに、私の嫁は、全く納豆が食べられなかったのに、これを食べてから、食生活に革命が起きたというのが、紛れもない事実。納豆が苦手な方ほど、ぜひ試して欲しい一品であります。