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鹿児島、火口湖・藺牟田池(注1)
ベッコウトンボで有名な藺牟田池
周回道路から望む湖面に張出す植物群(写真1・写真3)
昔より張出し面積は増えたと語る妹二人
約30年前、幼子たちと訪れた時に比べて
その植物群は案内板と鹿児島県立博物館HPによると次のよう(写真2・注2)
①植物群はイネ科やカヤツリ科の植物が群生
ジャヤナギ、ヨシ、マコモ、アンペライなど
②群生植物は枯れて堆積し炭化して泥炭を形成
泥炭の一部が湖底を離れて湖面へ、これが浮島
泥炭は何万年もかけて石炭に化す
③南方低層湿原の浮島は国指定天然記念物
浮島は北方の寒冷高層湿原にしばしばみられ、南方の低層湿原では希少
この希少浮島は約300点在し天然記念物として保護されている
④さらに藺牟田池は絶滅が危惧されるベッコウトンボの生息保護地区
①~④により藺牟田池はラムサール湿地に登録されている
筆者はベッコウトンボ生息池、ラムサール湿地と知っていた
しかし泥炭浮島と泥炭形成植物群落があるとは知らず
注1 藺牟田池の概要:①外輪山に囲まれるほぼ円形の火口湖、②直径約1㎞・周囲約3.3㎞、③湖面標高は海抜295m、最深約3.5m(出典:注2に同じ)。弊ブログ2019年03月10日・同月08日
注2 鹿児島県立博物館>かごしまの天然記念物>国指定天然記念物一覧>藺牟田池の泥炭形成植物群落
https://www.pref.kagoshima.jp/bc05/hakubutsukan/tennen/kuni_tennen/02imutaike.html
執筆・撮影者:有馬洋太郎
撮影日:年03月02日
撮影地:鹿児島県薩摩川内市祁答院町
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