写真1 長さ、太さが揃ったニンジン 桑畑からの転換当初、不揃いだった
写真2 左端のニンジンは黄みを帯びる 交配した品種の色が出た
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オカイコからニンジンへ転換したF氏(弊ブログ2015年01月11日)
現在、ニンジンだけを長期栽培(弊ブログ2015年01月15日)
桑畑からの来し方は平坦だったわけではない(注1)
まず、桑畑跡はニンジン栽培にマッチしてなかった
不揃いのニンジンだった
500mmペットボトルのようなニンジンもあった
次に、当初、美味いニンジンを栽培
ニンジン嫌いの子どもが食べられるほど
しかし、導入したニンジン洗浄機にマッチしなかった
皮がはがれて規格外をけっこう出した
そのため、皮剥離の少ない品種に替えた
現在、「らいむ」を栽培
美味と省力、さらに安全安心を追求中
注1:【F氏への聞取り】
< >:筆者の質問等 ( ):補足説明 他はF氏の話
1.桑畑からの転換当初、ニンジン不揃い
(前略)最初のうちはね、こんな素性の良いニンジンができなかったんすよ
<いい形してるなー、確かに> クワバラの跡でね、ちょっとゴツゴツで、生えが揃ってないときなんかは、1本がね、ビール瓶ぐらい
<そんなもんあったんすか> そう、そ、500、600g、ペットボトルがありますがね、500の、あのくらいの
<そんなニンジンができるの> できますよ、生えなければ、数が生えなければおっきんですよ、だからきれいに今年は生えた方なんで、そーなにたまげるほどね、小さいのもないし、特別大きいのもないんだけどね、やっぱり生えが悪いとまだら、この辺だとジャンカーとかゆう言い方があるけど
<ジャンカー> まばらになっちゃうと、でっかいのがあったり、普通だら、ここに3本生えてるわけが、1本しか生えなければ、そこへ
<養分が行っちゃうから> 養分が
<じゃ、今、だいぶ落ち着いたんだ> そうですね、もー、10年ぐらいはね、経ってますからね、で、やっぱりほら、見てのとおり、砂漠とおんなじですから
<砂地でね> こゆのが、やっぱり肌が良いですよね、埼玉の妻沼、田んぼやる前にやるんですよ、でも、ちょっとしっかりしたニンジンだよね。(当畑は)今年は屑が少ない方みたい、よくほら、手みたいの、ね、いっくらもないですね
<そろってるじゃないですか、苦労あるんだ、いいニンジンだ、これ品種はなんちゅんですか> これはね、平仮名で「らいむ」、たぶん来るってゆう字に夢だと思うんですけど
2.ニンジンを機械で洗うため、品種を変える
<これ(ニンジン)は洗って出すの> そっ、うちに行って、これを包丁で切って、機械で洗って、乾かして、箱詰めして
(中略)
<JICAやってんだけど、研修員は直売所でそのまま食べるのね、連れて行くと> 割りと甘いんです
<そうそう、甘いちゅって、たけど、エジプトの研修員は、日本のニンジンは甘くないねーて言ってました、エジプトのはもっと甘いと言ってました> ほー、あのー、うちで一番最初作ったのは、この種類じゃなかったんすよ、その種類は美味しんだけど、皮が薄くて欠けるんですよ、やっぱりね、弱いってか、美味しいやつはね弱いんです、スイカと同じで、周りが皮が薄いんでひび割れやすいんです、機械で洗うから、手で、ほら、こーゆふにね、洗うんなら良いけど、機械で洗っちゃうんで、ガリガリ洗うんで、品種を変えたんすよ
<なるほど> もっと美味しい種類を作ってたの、赤ん坊も食べるってゆったんだから、子どもたち、ニンジン嫌いだったんだけど、Fさんちで貰うようなって、ニンジン食べるようなったんよ、と言うぐらい、残念ながら、ちょっとひび割れが多くてね
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2014年12月13日 撮影地:群馬県太田市
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