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A&K の NOTES

陽はまたのぼり、陽はまたしずむ。あちこち歩き回りながら、スケッチを楽しんでいます。

僕達急行 A列車で行こう

2017-07-22 | chinema(日本映画)

映画を観た。

★僕達急行 A列車で行こう
監督:森田芳光
キャスト:松山ケンイチ、瑛太、貫地谷しほり、村川絵梨、ピエール瀧、星野知子、伊東ゆかり、笹野高史、伊武雅刀、西岡徳馬、松坂慶子、他
2011/日本

これは嬉しい作品です。
これぞ《適温適湿敵風》と心地よく感じ、
それにしても《絶妙に中途半端な作品やなァ》とにんまりと愉しむ。
現代的話題を扱っているんですが、
これまた《絶妙に古風な感覚》も味わせてくれます。
《昭和サラリーマン処世術物語》みたいな雰囲気も。

出てくる人皆それなりにノリがいい、
笑顔をいっぱい振りまきながら楽しそうに演じてくれる。
これはひとつの世界であると思います。
見ているこちらもそのペースに合わせやすい。
キャラが別の方を向いている松山ケンイチと翔太という妙な取り合わせに、
初めは不自然な居心地の悪さを感じたが、
終いにはそれなりに馴染んでいたようです。
これって、《シリーズ物》になりそうだけど。
でも残念です。
森田監督、面白い物を残してくれました。
ありがとうございます。

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檸檬のころ

2017-07-22 | chinema(日本映画)

映画を観た。

★檸檬のころ
原作者 豊島ミホ
監督:岩田ユキ
出演: 榮倉奈々、谷村美月、柄本佑、石田法嗣、林直次郎 、他
2007/日本

登場人物それぞれの旅立ちの思いが綴られ、
重層的に物語が展開され行く。
きらきら輝く一瞬の思いが、
女性監督らしい繊細な視線で表現されていた。
十代の演技力ある人たちが、
揺れ動く感情を自分に重ね合わせるように自然に表現。
映像にもどこか柔らかなセピア色のフィルターがかかっているようで、
微妙な感情をうまく演出。
また、
監督のイラストレーターとしての経験が生きているのだろうか、
それぞれの場面場面がまさに
《映画を見ているような美しい構成》。

きらきら輝き、
苦しい思いを重ねる時代は誰にでもあるんだ。
そして「届かない思いを抱えながら大人になる。」
神経の行き届いた丁寧な作品作りだった。

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