駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

一年ぶりの再会

2014年11月09日 | 身辺記

つ          

 週末になると雨、十一月とは思えない。年のせいかどうも雨は歓迎しない。昔、喫茶店の時代には大都会で雨もいいと思った記憶がある。

 そうは言っても、書斎で過ごすには雨もまた悪くない。やり残した些事を片付けながら、書類と本の整理をすることにしよう。最近、天才の仲間に入ったようで、ものをなくす天才になった。なくしたものが出てくると良いのだが。

 健康な人は医者に縁が無い。結構なことだ。それでもそういう人は律儀にインフルエンザの予防注射を打ちに来る。インフルエンザワクチンの効果はざっくり言って7割程度のものだが、心理的な効果も大きいようだ。おや、今年もいらっしゃいましたね。つい少しお太りふとりになりましたかねと禁句を口にしている。高齢者は変わらないが、中高生だとあれあれという間に大人びて行く。不機嫌だった十五歳の女の子が二十歳になるとにっこりするようになる。不思議なものだ。

コメント
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