昨夜アギーレジャパンは、たとえFIFAランクが下とは言え中米の強豪ホンジュラスに圧勝した。夢のように上手くいった。ザックの遺産が生きていた。否、遺産という言い方は正しくない。アギーレとザックの選別が一致してきた。優れている者は優れている。衆目は一致してゆく。木に竹を接がず、引き継いで伸ばしてゆくのは日本人に向いた方式だとも思う。頭に血が上りやすいアギーレだが、揺れながらも王道を進むことを期待したい、たかだか一勝では半信半疑だが期待できる。
謙虚でまじめな長谷部が言うように、完勝でも反省と分析を行い次に備えてくれぃ。
アギーレジャパンは夢のように勝てたが、安陪自民はどうかな。多くの国民は勿論、支持している財界からもなぜ今衆議院解散と疑問の声が上がっている。選挙となると脳が痺れて脊髄反射で走り出してしまう議員さん達だが、野党からは当然自民党内からもなぜ今どういう大義名分があるのかという声が上がっている。大声で言えば自党に不利なので、走り出しながら首を傾げているようだ。
自民党から疑問の声が上がるのは当然で、これは党利党略というよりも安陪利安陪略の作戦で、極めて首相に近い人にしか理解しがたい戦略なのだ。次の選挙ではいずれにしても議席を減らすのだが、最小に留められるのは今だと半年前から虎視眈々と狙っていたと思う。もう一つ、消費税を上げても延期しても、アベノミクスが上手くゆかない可能性が出てきた。責任を独りで負うのは敵わん、国民に責任を回そうという心理があるのだ。野党も国民もそれに気が付いて、熟慮する必要がある。