駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ビュッフェの不思議

2014年11月27日 | 旨い物

                 

 昨夜は夜景が綺麗と聞いていたので、町外れの十一階建てのビル最上階のレストランへ行ってみた。エレベータで上り着いたのは良いが、ビュッフェしかないらしい。折角だからと食べてゆくことにした。五、六十席はありそうな広い店内だったが、幸い空いており窓際の席に案内して貰えた。国道を走る車のライトが闇に浮かび、山の麓まで続いて確かに美しい夜景だ。メニューは3800円で、メインを四種類の中から選びあとはブッフェ形式で自分で好きな物を好きなだけ取ってくださいということだった。ソフトドリンクもお代わりはご自由と言うことだった。

 メインは魚料理が二種肉料理が二種で、家内は鰤、私は鯛と魚を頼んだ。ビュッフェは確か昔はバイキングと言ったように記憶するが、この頃はちょっと高級だとビュッフェというようになったらしい。サラダ、多彩な前菜に四種類のスープと中々豊富なメニューで、例によってあれもこれもと取ってきて食べるうちに、メインはもういいやというほどお腹が一杯になってしまった。メインは二人とも半分近く残してしまったが、デザートはしっかり何種類も戴いた。

 帰りのエレベータの中で、「ちょっと高いねえ、味ももう一つだし」と、1800円のランチならともかく夜はもう来ないねという結論になった。

 レストランでコースとして供されれば、美味しく頂けるのか、少し原価を低くしてあり味がもう一つなのかは分からないが、夜のビュッフェで美味しいと思うことは滅多にない。若いカップルで夜景を楽しみながら、たらふくというのなら別だが、高齢者にはビュッフェはどうもという結論になった。

コメント
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