駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

変わる米どころ

2014年11月17日 | 旨い物

            

 寒い朝は患者さんの出足が悪い。診察は朝の一時間が忙しいのだが、寒い日は三十分ぐらい後ろにずれる。だから寒くなり始めた朝、今日は暇で有り難いと思うとぬか喜びで、十時頃になるとどっと患者さんが押し寄せる。毎年の事だから分かっているのに、寒くなり始めは勘違いしてたたらを踏んでしまう。

 寒いといっても7,8度Cなので、北国の人にはそんなものは寒いと言わないと笑われてしまうだろう。尤も、その寒い北国にも温暖化の影響があるようで、昔ほどは寒くないようだ。今までは米どころと言えば新潟だったのだが、今では北海道に変わったらしい。初めて「ななつぼし」を手に入れて食べてみた。これがおいしい。コシヒカリが腰を抜かす旨さで、宗旨替えをしようと思う。女房のお墨付きも出た。コシヒカリよりも安くて美味しいとなればこれからは北海道米を戴くことになる。北海道の米が美味しいと教えてくれたのは奈良出身の新人MRで、十万円もする炊飯器を持っているお米大好き人間だ。申し訳ないが、彼の会社名と医薬品名を忘れてしまったが、お米大好きの私は「ななつぼし」は憶えていたのだ。どうも北海道には「ななつぼし」以外にも色々美味しいお米があるようで、これから試食してゆきたい。

 勿論、好みの問題があるのでこれが一番と決めつけにくいが、私はふっくらして多少粘りけのあるお米をやや固めに炊いたのが好きで、その線で選んでまた報告したい。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする