駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

パリが燃えているぞ

2019年04月16日 | 世の中

     

 

 高村高太郎が聞いたら腰を抜かすだろう。21世紀のクワジモトは無事だろうか?。ノートルダム大聖堂が燃え尖塔が崩れ落ちた。出火原因はまだ不明と報じられているが、人類の貴重な遺産が失われた。何と言うことだ。

 ロンドン、パリ、ニューヨークは特別な街。なかんずくパリは文化の香り高く、多くの日本人が魅せられてきた街だ。その象徴的な大聖堂が崩れ落ちた。短絡的な比較は慎むべきだろうが、反射的に9.11が想起された。

 不安を煽ろうなどという気持ちは毛頭ないが、何かが崩れてゆくのを予告しているように感ずる。それが資本主義か民主主義か人間性か・・はよく分からないが、これからは今までとは違う展開を予感する。この国には縁起でもないと中身を吟味せずに、厳しい見方を嫌い避ける傾向があるが、それでは後手を引くことになりはしないか、現実を直視して対策を講じないと後塵を浴び借金で首が回らなくなると危惧する。

 言葉を操る天才安倍首相の長期政権が続くのも国民が甘い言葉を好むからかもしれない。尤も、それは日本に限ったことではなく、世界的な傾向のようで我利我利と音がしている。

 日本人もこれだけ癌に正面から向き合うようになった。勿論、それは医学が進歩し予後が改善したからだろうが、正面から向き合うようになったから予後が改善した要素もあると思う。

 ノートルダムの火災が何かを告げている。

 

コメント
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