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駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

有難くも淋しい

2019年04月12日 | 政治経済

   

 

 今朝は一体春は何処へ行ったと言いたくなる天気で、曇天に寒風が吹いていた。職場に着く頃には冷たい雨がパラついていた。一体どうなっているのだろう。七十年足らずの記憶しかないが、こんな天候は極めて稀と思う。天気につられて世の中がおかしくなるのか、おかしい世の中が天候異変を呼ぶのか。

 目標に邁進するのが得意な日本人にオリンピックは格好の目標で、どうもそれを目眩ましに消費税増税や憲法改正を目論んだ節のある安倍政権に不穏な空気が流れ始めている。不確実さが不安を増大させているのだ。ガルブレイスの不確実性の時代が出た頃は意外に不安は少なかったように記憶する。令和の出だしには令色の得意な安倍さんでも覆いきれない不安が待っている気がしてきた。ベンチがアホやから野球がでけへんに習い野党がアホやから政治がなっとらんと言いたくなる。

 今更ではあるが桜田元五輪相のような人が居て、安倍夫人は私人であるなどという決定をする閣議を洗いなおすべきと思う。それは直ちに政治家の質を問うことになる。政治は国民のレベルを映すと言われるが、今はちょっとずれがあるのではないか、真っ当で優れた人材は十分居ると思う。ただ、それを見出し評価するメカニズムに異常が起きている。

 野党はなんでそんなにいがみ合うのか。対与党よりも対野党で争っているように見える。あなたたちはそれほど優秀ですかそれほど正しいのかと聞きたくなる。真摯謙虚を無意味化したのは首相だけでない、野党にも大きな責任がある。野党に前進には漸進が本手と申し上げたい。

 電車で若者が席を譲ってくれた。今年になって二回目、そんなに老けて見えるのだろうか、有難くも淋しい。

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