逃げる二月や去る三月にも勿論それぞれの良さはあるのだが、今朝は桜が満開で珍しく空気が澄み、雪を頂く遠い山並みまで見通せ気持ち良く、四月はいいなあと感じた。四月は日本では新入生の季節でもあり、電車には新入社員社員と思しい若い女性を見かける。新年度には新年とはまた違う、出で立ちの息吹を感じる。
一時九月に新学期を移そうという計画があったようだが、首都移転元号廃止と同じように、三十年五十年計画でないと難しそうだ。それに中々計画してすることできることではないとも思う。
我が社と言っても零細企業職員八名の医院なのだが、少しづついつの間にか色々変わってきた。いつの間にかと思う細かい変化も実はその都度判断して変えてきたことが多い。大きな変化は電子カルテの導入と薬を院外処方にしたことだ。この二つは時代を読んで多くの医院に先駆けて断行したことで、振り返れば好判断だったのだが、五十代はじめと若かったからできたと思う。
さて今時代を読んで何か医業で変化と考えても、縮小効率化分業IT化が進むくらいしか思いつかない。それは既に意識して取り組み始めていることで、往診自宅看取り総合病院との連携など、もう四半世紀前から当院は手掛けている、何を今頃という気もする。
まあしかし上野千鶴子先生の向こうを張ろうなどという大それた考えはないが、終わり方は考えなくてはというか変わってきていると最前線観測からお知らせしたい。