駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

リーダーは組織の命運を左右する

2020年06月02日 | 町医者診言

              

 

 寿司友といわれるTという政治評論家が居る。コバンザメみたいな人でなぜこの人がテレビ番組のレギュラーなのか不思議に思うのだが、官邸のお気に入りなのだろう。実に巧みに官邸よいしょの発言をする。べったりでないのを演出するためか時々批判的なことも言うから曲者だ。

 この人いつも他に人が居ますかと、一つ覚えの呪文を唱える。確かにあなたを重用する政権は他にないだろうが、この呪文が単に変化を嫌うためにあるいはとにかく権力に付いた方が得と考えるために現状維持を選択する人達の後押しをするので恐い。実は代わる人は人も何人も居るし、地位が人を作ることも多い。

 確かに上手く行っている時には現状維持も賢明な選択かも知れないが、信用失墜格差拡大機能不全の時には頭を代えることが一番の対策なのだ。

 野球はやや遅いがサッカーは十試合勝ち星がないと監督があっという間に首になる。それだけ監督がティームの命運を左右することが理解されているのだ。飛行機事故の原因を究明する番組を見ていると、危機に於いていかに機長の力量が重要かがよくわかる。冷静沈着な機長が乗客の命を救うと自然拍手したくなる。未熟傲慢な機長が取り返しの付かないミスをするのを見ていると背筋が凍る。

 新型コロナ襲来のような未曾有の危機には、信頼できる有能で決断力に優れたリーダーを選ばないととんでもないことになる。

コメント (2)
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