駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

デモ隊と暴徒は違う

2020年06月04日 | 人物、男

       

 

 デモ隊と暴走の区別が付かず、自国民に軍隊を差し向けようとするトランプの方が暴徒のような気がする。暴徒とまでいかなくても暴走している。批判する者はみんな敵に見えるのだろう。力で蹴散らせばよいと思っているらしい。アメリカファーストではなくミーファースト、少なくともお仲間ファーストは間違いない。カナダのトルード首相もトランプの行為をどう思うと聞かれ、二十秒間沈黙してしまった。批判したいが批判者に敵対してくるのを考えると下手なことは言えないと婉曲な表現を二十秒間考えていたらしい。

 一体何が起きたか、街中で白人警官による公務にかこつけた黒人の殺人が起きたのだ。恵まれず虐げられている人間の気持ちなど微塵も理解できないらしい理解しようとしない。無能だから良い仕事に就けないというのがトランプ式の理解だと思われる。自分の富と権力維持に長けていても富と権力のない人たちの暮らしと気持ちを理解する能力が欠けている。気に食わない人たちを力で押さえつければ、アメリカの分断は深まるばかりだ。国内t対立を煽っているという批判はあながち嘘ではないと見える。

 従順で同調圧力の強い日本でも、格差拡大が進行し、言葉だけで実効のない政策でまやかす政権への不満は溜まってきている。勿論、デモ隊と暴徒の区別はできると信じているが。

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