駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

眼鏡が先かマスクが先か

2020年06月23日 | 診療

                

 

  院内で唯一安倍のマスクを使用している。遠近の眼鏡を掛けているが、細かい字を読む時には眼鏡を外す。そうするとマスクのゴムが引っかかることがある。どうも順序としては逆だがマスクをしてから眼鏡を掛けた方が引っかかる度合いが少ないようだ。もう六十年眼鏡を掛けているから、眼鏡は顔の一部になっているが、眼鏡を掛けたり外したりの頻度が増えると少々煩わしい。

 未だ耳の方は、勿論聴力は落ちてきているが、会話には不自由しないので有り難い。患者さんの中には高齢で聴力が落ちている方も多く、大声を出したり何度も同じことを繰り返し言わなければならないので疲れる。これは眼鏡の掛け外しよりも負担に感じる。拡声器を使っては中待合まで聞こえてしまう。同じ悩みを持つ診療所は多いはずだが、どうも名案はないようだ。

 補聴器は随分進歩したが、性能は眼鏡には及ばず値段が高い。ワクチン開発と同じくらい開発に力を注いで欲しい。恩恵を受ける人は世界で億居るだろう。それに耳目の衰えは人生の楽しみを奪い、認知を進めるからそれに対する効果も大きいと思う。

コメント
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