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駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

夢のように上手くいったが

2014年11月15日 | 町医者診言

                

 昨夜アギーレジャパンは、たとえFIFAランクが下とは言え中米の強豪ホンジュラスに圧勝した。夢のように上手くいった。ザックの遺産が生きていた。否、遺産という言い方は正しくない。アギーレとザックの選別が一致してきた。優れている者は優れている。衆目は一致してゆく。木に竹を接がず、引き継いで伸ばしてゆくのは日本人に向いた方式だとも思う。頭に血が上りやすいアギーレだが、揺れながらも王道を進むことを期待したい、たかだか一勝では半信半疑だが期待できる。

 謙虚でまじめな長谷部が言うように、完勝でも反省と分析を行い次に備えてくれぃ。

 

 アギーレジャパンは夢のように勝てたが、安陪自民はどうかな。多くの国民は勿論、支持している財界からもなぜ今衆議院解散と疑問の声が上がっている。選挙となると脳が痺れて脊髄反射で走り出してしまう議員さん達だが、野党からは当然自民党内からもなぜ今どういう大義名分があるのかという声が上がっている。大声で言えば自党に不利なので、走り出しながら首を傾げているようだ。

 自民党から疑問の声が上がるのは当然で、これは党利党略というよりも安陪利安陪略の作戦で、極めて首相に近い人にしか理解しがたい戦略なのだ。次の選挙ではいずれにしても議席を減らすのだが、最小に留められるのは今だと半年前から虎視眈々と狙っていたと思う。もう一つ、消費税を上げても延期しても、アベノミクスが上手くゆかない可能性が出てきた。責任を独りで負うのは敵わん、国民に責任を回そうという心理があるのだ。野党も国民もそれに気が付いて、熟慮する必要がある。

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身近な発見と

2014年11月14日 | 町医者診言

                

 どういう法律があるのか知らないが四階建てまではエレベータがなくてもいいらしい。そうしたアパートから往診の依頼がある。なぜか三階四階が多い。昔のようにすたすたとは登れない。踏みしめて登ることになる。昨日、面白半分に数えてみたら、二階まで十七段三階まで十六段四階まで十六段と奇妙な発見をした。たぶん基礎のためだろうと思う、あるいは店舗用に一階は天井が少し高くなっているのかも知れない。身近な発見も楽しい。別のアパートでも調べてみよう。

 錦織がATPツアーファイナルの準決勝進出を決めた。ベストフォーの力があるのを証明した。サーブに磨きが掛かれば、トップも夢ではない。何年も前から注目し支持してきたので活躍を嬉しくそして誇りに思う。

 アギーレジャパンに昔の名前が出てきた。ブラジル戦ではあきれたが、斬新さに新展開を期待して変化を許容してきた。ここにきて長谷部、遠藤、今野とはどういうこと?。アギーレの頭の中でどのように整合性が取れているのだろうか。まさか目先の結果を出すためではないだろうな。若手に遠藤今野の動きを学ばせようというならある程度理解できる。違和感はあったが本田がキャプテンと言っていたではないか、それとも醤油味を食べて日本の風土に気が付いて長谷部に修正したのか?。いずれにしてもアジアカップで納得の行く結果を残せなければ、監督交代の笛を吹くことになる。

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政治にも三手の読みを

2014年11月13日 | 政治経済

           

 今朝は冷たい北風が吹いていた。とは言っても例年の寒さで、驚く事はない。唯、急な気温の変化には身体がついていけない感じはする。そのせいか風邪の患者さんが多い。寒さは身体に堪えるのだ。

 習近平氏が安陪首相の秋波?に僅かな歩み寄りを示し、形の上では日中首脳会談が実現した。残念ながら、その中身は二人の表情が語っている通りのようだ。中韓の日本批判には国内事情があると指摘されてきた。そうした事情は、程度とわかりやすさに差はあっても、どの国も同じで、振り返ってみれば北朝鮮拉致問題対策と日中首脳会談のいずれもが日本の国内事情を睨んだ戦略であったのが明らかになってきた。流石、安陪首相はプロの政治家、そこまで読んであったのかと感心している。

 感心するのはさておいて、深謀遠慮を国民一人一人が読み解いて、評価しておく必要はあるだろう。関心無関心にかかわらず、政治は我が身に跳ね返ってくるからだ。

 どのように言い繕くろってもアベノミクスでは潤った上層の利潤が下層まで浸み落ちてくることはなさそうだ。さて、そうは言っても代わる政策はどこにあるのだろうかと心配になるが、見渡せば必ず方策はあると思う。まずアベノミクスの副作用を最小で留めるにはどうすれば良いか考えねばならない。言い出しっぺは消費税アップを一年半先になどと根拠不明の作戦を唱えている。首相にはその上を行く、選挙で責任を国民に回そうという魂胆があるように見える。それは政策ではなくて、策略でしょうと申し上げたい。

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なぜ今、誰の考え

2014年11月12日 | 政治経済

              

 唐突に衆議院解散風が吹き始めた。なぜ今、誰の考えと聞きたい。安陪首相は解散を問われて、一週間前のまったく考えていないから、一昨日は含みを持たせた表現に変わり、今日の報道では自身が目論んでいることが明らかになったようだ。一端、火が付けば解散への流れは燎原の火の如く広がってしまう。政界風見鶏は尾が千切れそうに右往左往しているのだろう。

 永田町には選挙で血が騒ぐ人が多い。それしか・・がないと言えば怒号が返ってきそうだが、今その時かもっと冷静にと言い返したい。首相を支援する財界でさえ今の時期の解散に反対している。国政を渋滞させ、国民生活をないがしろにした党利党略私利私略による選挙にはあきれてしまう。

 つくづく政治家には政治を任せられないと感じる。

 永田町に棲息する政治評論家や記者ではない人達に、今までの安倍政治を総括し、煙幕の向こうの将来を予測してもらいたい。

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看護師がキャ、驚かされる往診。

2014年11月11日 | 診療

                   

 往診に行くと犬を飼っているお宅が結構多い。三軒に一軒くらい?、猫の三倍以上の感じがする。尤も猫は留守のことも多いし、在宅していても歓迎に現れないので正確な所は分からない。 三、四回行くと吠えるワン公も、白衣を着た連中は敵ではないことが分かるようで吠えなくなる。勿論、何回行っても吠える阿保も居る。

 老犬だと片目を開けて又来たかと言う確認だけのことが多い。先日、殆ど寝たきりのF婆さん宅の往診に行った。さてとお変わりありませんかと腰を下ろそうとすると冷静沈着な看護師のAさんが「きゃ」と声を出した。十年の勤務で初めて聞いた声である。ベットの影に隠れていた小型犬が歓迎のご挨拶に膝の後ろを舐めたらしい。

 「あれあれ申し訳ありません」と嫁さんに抱かれてご退場となった。思いがけぬ事がある、いやあるだけでなくするのが患者さんで、診察をすると貼付剤が右胸と左胸と対称的張ってある。

 「あれ、これどうしたの。これは一日一枚ですよ」。

 「あら、そうなんですか。おばあさんが左側も重いから張ってくれと言うものですから」。

 トイレに立ったら動悸がしたのはそのせいかな、薬局で説明したはずなんだけどなあ。「これは湿布ではありませんので、どこかに一枚張れば効きます。今晩から一枚にしてくださいと右側を剥がす。

 どうも嫁さんは返事は一番だが、分かっていないなあ、要注意と心のカルテに書いておく。

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