駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ドレスの裾を踏む人達

2018年10月19日 | 人物、女

      

 松井大阪府知事が公用車で煙草を吸ったとか、片山さつき参議員議員が大臣認証式で大慌てでドレスを借りたとか、彼も人間彼女も人間、弱い所や至らぬところがあるという程度のことを大失策のように書き立てるのは、この国の病(外国のことは良く知らない)ではないかと思う。風邪程度の病でも風邪は万病の元、軽視できないと思う。

 人の不幸は蜜の味、偉そうな人の失敗は嬉しいと感ずる心性を持つ人が数多く居て(私にそういう処がないとは申しません)、それを見込んで記事にする品性の記者が居るのだ。それはそれで、なんだ、やれやれ程度で済むなら別に大した問題ではないけれども、彼や彼女の人間性に関わる重大事のように扱ったり、彼や彼女の政治的主張を虚仮にするように扱うのは筋違いだ。

 残念かどうかは知らないが松井知事や片山さつき大臣を嫌う記者が多いのだろうと思う。数少ないけれども記者に好かれる有名人も居るので、松井さんや片山さんはもう手遅れかもしれないが、作法を身に付けた方が良いかもしれない。

 個人的な意見だが、片山さつきさんのドレスは似合っていたと思う。私も土曜日画家の端くれ、審美眼には多少の自信がある。彼女の髪形をいろいろ言う人が居るが、それもちょっと違う。彼女の顔立ちを無視した意見だと思う。やや自信過剰で僅かに奇矯なところがあるが、率直で誤魔化さない人物で私は安倍内閣の中では期待できる人と見ている。

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家に寄り付かないと

2018年10月18日 | 政治経済

    

  女房がガミガミうるさいと亭主はなんだかんだ理由を付けて家に寄り付かなくなる。日本の場合はガミガミうるさいのは野党で、首相は誰が外務大臣か分からないほど外遊しまくっている。余程、委員会や国会の座り心地が悪いらしい。確かに、外交の場ではどこへ行っても表面的には友好的で、間違ってもところで森友はどうなっているなどとは聞かれない。

 首相専用機に何という名前が付いているか知らないが、大統領専用機には風雲と付いているだろう。自分で波風を立てておいて風雲児気取りは筋違いだと思うが、トランプ氏はそういう人のようだ。しばしばメッキが剥げるとは言うが果たして錆も剥げると言うだろうか。ラストベルトでは錆がはげ落ちて、トランプ嘘つき野郎というプラカードも出てきているようだ。

 シンゾウは親しい友人と言いながら、実交渉では厳しく迫ってくるだろう。外交専門家の安倍首相兼外相が、トランプの外交辞令にやられるはずはないというかやられたら何のために飛び回っているのかということになるが、ミーファーストのトランプに九条改変ファーストの安倍首相が一本取られるようなことがあっては、早くもレイムダックとなりかねない。とにかく国内向けと国外向けとで発言をぶらさないでいただきたい。何と言っても痛い目をみるのは国民なのですから。

 飛び回ってばかりいると子弟の教育も滞り肝心の家庭力(国力)が弱ってきている。医療業界も医療費抑制と外圧で、医療連携などの体の良い言葉の下合理化が強いられ、仕事が増えても収入は減り安倍政権に疑問の目が向き始めている。これは拙いと多くの医師が考え直し始めると診察室では観測している。

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内地感覚

2018年10月17日 | 小考

  

 美しい函館の夜景、青く透明な沖縄の海。観光では人気がある。しかし、こんなことを言うとそんなことはない馬鹿者と反論があるかもしれないが、観光で人気はあっても沖縄北海道は日本度が低いのではないかと思う。手の小指は思い出の深い部分かもしれないが、足の小指や尻っペたは身体の一部として低位しか与えられていないのが正直な所ではないか。

 どうしてこういうことを感じたかというと北海道地震があった時、胆振が読めずどこにあるかもわからなかったからだ。おそらく宜野湾も読めずどこにあるかも知らない人が多いのではないだろうか。内地の人に自覚は乏しいと思うが、沖縄北海道の扱い(嫌な言い方だが)は足の小指的、尻っペた的なところが少しあるのではないか。

 Kさんという患者さんが居る。知恵遅れまではゆかないがちょっと脳の巡りが遅いアラフォー男なのだが、ガタイは大きくがっしりしており、危険な工事では重宝がられて使われているらしい。崖の工事で足の小指を潰し、外科を受診し丁寧に時間を掛けて縫合して貰った時、放った言葉「面倒なら切って取ってくれ」。勿論、親指ならそんなことは言わないと思う。

 北海道沖縄は日本度が低いというか一寸低く扱われているのが本当の所ではないか。端っこにあるからという訳ではないが、両端にあるということはやはり低い認知度に繋がり、中枢に痛みも伝わりにくいのではないかと思う。

 ちなみに今帰仁、訓子府なんて読んでどこにある。

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享年の驚き

2018年10月16日 | 人物、男

       

 出版ニュースを見ていたら神奈川近代美術館で寺山修司展を開催とあり、寺山修司が四十七歳で亡くなっているのに気づいてぎょっとした。六十歳くらいで亡くなったような気がしていたからだ。勿論、昭和五十八年寺山が亡くなった時には、まだ若いのにと思ったはずなのだが、三十五年を過ぎていつの間にか、六十歳くらいで亡くなったように記憶が変わっていたらしい。

 私の四十七歳と言えば開業三年目で、まだ駆け出しの気分で居たし、七十過ぎた今でも馬齢を重ねただけで、何かを成し遂げたという感じは乏しい。何かの業績や作品を残した人はそれなりの年齢まで生きたような感覚(錯覚)が出来ていたらしい。四十七歳と言えば今の感覚ではまだまだ若いという気がする。

 寿命が延びると生きた内容も薄まり、四十五十では十分に生きた業績や感覚が生まれにくくなっているのかもしれない。

 書を捨てて街へ出ようと言った寺山が平成三十年の世を見たら、携帯を捨てて書を手に取ろうと言ったかもしれない。

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大丈夫ではなくなった?トランプ外交

2018年10月15日 | 政治経済

     

 トランプ政権のヘイリー国連大使が辞任する。続いてマティス国務長官も辞任すると報じられている。どなただったか防衛の専門家がマティス長官が居るから暴走はなく大丈夫と言っておられたのを思い出す。トランプはマティスはどうも民主党員みたいなところがあると呟いているようだ。これではトランプ政権の軍事防衛戦略は大丈夫とは言えなくなるのではないかと懸念する。

 素人目にもkavano氏を首の皮一枚の僅差で最高裁判事に押し込んでしてやったり?のトランプ政権の足元は非常に不安定で、景気に陰りが出ればすぐにも転覆しかねないように見える。好景気と恵まれない白人のルサンチマンに支えられた、俺は正しい悪いのはいつも他人のトランプ氏の政権が不安定なのは、親しい友人の安倍さんが首相の日本への影響も大きく、政府には細心の注意が必要と思われる。

 トランプ大統領と安倍首相は似ているところが多いが、安倍首相の周辺からは逃げ出す人が居ない?点が大きく違うようだ。日米文化の違いなのだろうか、なぜかはよく分からない。同志麻生財務大臣、忠臣菅官房長官・・と不動の布陣が続く、これからはやや不安としても安定していることは強みであっても弱みではないだろう。

 門外漢の見方ではあっても政治には誰でも意見が言えると考えているので、新聞の見出しを見てちょっと短絡的だが連想したことを書いた。

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