駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

芸能な人達

2018年10月14日 | 小考

          

 今朝は肌寒い、彼岸を過ぎても暑い日が結構あった、突然の秋に感じる。月曜日から長袖にしよう。

 時々芸能界を引退しますという記事を目にするが、芸能界には入会試験や資格審査があるのだろうか。芸能人やタレントには色々な人が居て、かなりバライエティがあるけれどもどうしても偏りはある。恐いというか違うのではないかと思うのは、芸能人と芸能記者が世論を形成しているのではないかと感じる時だ。中には優れた意見もあるだろうが、バイアスや偏りは避けがたい。

 芸能に優れた人や優れた記録を持つ人が高い見識を持っていることは多いかも知れないが、だからあれこれ言うのが良いこととは思われない。内容以上の影響が大きい。本当に優れた人は滅多なことで余計な事は言わないが、報道姿勢は違う。失礼な言い方だがそこそこの芸能人やタレントがあれこれと発言して、それも半ば仕事のようだが、それが世論形成に大きな影響力を持っていると感じる。芸能人やタレントはどうしても人気稼業の側面があり、語弊はあるかも知れないが太鼓持ち的なところがあるので、成る程と思ってもいや待てよと自分でも考える必要がある。

 碌に芸能人を知らないのにと言われるかも知れない、職員と昼食を食べながらテレビを見ているのだが、名前が分かるのは四分の一も居ない。昔の名前はよく分かる。タモリのいいともがなくなって久しい。  

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**活で上手くゆくものか

2018年10月13日 | 人生

         

 今朝は何だか急に涼しく、秋晴れの空こそ見えないが秋らしい秋を感じた。

 もう絵を習い始めて十年以上になるが、どうも風景画が自分に向いているのではないかと思うようになった。仲間は写生とは違う意匠を凝らした100号150号という大作を描いて展覧会に出品し、何とか賞を貰ったり入選したりしている。私の絵はどうもそういうのには向かない絵のようで、先生から出品の声も掛からない。誰にもわかる待合室の絵が自分の作風かなと思っている。

 昨日は異例だが街中で山小屋集合の仲間と会食した。私はどうもGさんが亡くなって、意気消沈というかもう一つ元気が出ない気がしていたが、他の仲間はまだまだやる気があり、あれをしようこうしようと色々計画が持ち上がり、それに釣られてもう少し遊びまわるかという元気が出てきた。

 婚活などという言葉から派生して?終活などと言われるようになっているが、親爺が言っていた平生往生の方が自分にはしっくりする。心のどこかで意識するというのは有効なことかもしれないが、**活という言葉で括ってしまうと、分かりやすいが安っぽくなるような気もする。

 言葉が軽く薄くなる時代だからと解説されると使う人も軽く薄くなるのではないかと聞き返したくなる。

 

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貴重な平穏な日々

2018年10月12日 | 世の中

      

 インドネシアの地震に続いてアメリカ東海岸は猛烈なハリケーンに襲われている。国外でも災害はひっきりなしに起きているようだ。これは自然災害ではないが通常兵器による戦闘がアフリカや中東で続き一向に収束しない。昨日一昨日のことだが世界同時株安が起きている。アメリカファーストの副作用が出てきたようだ。

 小さな所帯の我が医院でも、数か月前には看護師の補充に苦労したし、この数週間では検尿検査の機械が不調になったり、レントゲンの電源が故障したりと相次ぐトラブルで心休まる日がない。尿検査の機械は十年、レントゲンは二十年使ったので老朽化しており、メーカーは新しい交換部品がないと買い替えを勧めてくる。二三年で引退予定なので応急処置で済ますか思い切って新品を買うか迷ってしまう。

 何でもない平穏な日がいかに貴重かということを今更ながら思い知る日々だ。女はなど言うと直ぐ差別だと騒ぐ集団が居るので嫌になるが、差別が不当かどうかは吟味しなければ逆差別になって副作用が出るばかりだ。それに差別ではなく単なる違いも多いのだ。なんでもない平穏な日々を紡ぎ出す力を持っているの女性、なかんずく隠れた賢明な女性ではないかと思っている。平穏な日々は棚からぼた餅で巡ってくるわけではなかろう。

 安倍首相は女性重用と言いながら女性大臣は唯一人、片山さつきさんだけだ。彼女は三人分働く能力があると、安倍首相は相も変わらず言葉でまやかしているが、彼女が果たしていくらかでも平穏な日々をもたらしてくれるだろうか。

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輪島逝く

2018年10月10日 | スポーツ

               

 輪島が亡くなった。突然の訃報に胸にぐっと詰まるものがあった。最近全く耳にしなかったので闘病生活だったのを知らなかった。あの輪島まで居なくなったか。享年70歳とある、年上のような気がしていたが、年下だったのだ。好きに否自在に生きた人のように思う。格闘技の天才で、ごついのになんとも言えぬ愛嬌のある人だった。学生相撲からのプロ入りで、角界の伝統から外れた言動も多かったが違和感はなく、伝統の大相撲を支えた人が又居なくなったというのが実感だ。

 江戸前、日本伝統の大相撲ももはやこれまでの気がする。

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汁なし担々麺に嵌まる

2018年10月09日 | 旨い物

              

 二年ほど前、時々行く和食の店(早くて美味しい、安くはない)の入り口に新装開店創作中華Mという名刺が置いてあった。専門は違っても同業者、ご近所できちんとした挨拶周りに来たのだろう。数日後、早速行ってみた。メニューはホテルの中華ほどはないが、前菜スープを入れて三十ぐらいあり、カウンターが八席テーブルが二十席くらいの街角中華にしては広い綺麗な店だった。まだ慣れないせいか、母親と連れ合いらしき女性に若いアルバイトらしい女の子が二人でザワザワしていた。確か定番の酢豚と、カシューナッツと鳥の炒め物を頼んだと記憶するが、市内のホテルに負けない味と量で堪能した。お値段はホテルの七掛け程度で、お値打ちと感じた。

 土日外食の時の選択枝の一つに加えたのだが、徐々に問題?が出てきた。他の人の評価も高かったらしく、繁盛し出したのだ。そうすると、満員ですと断られることが増えた。そのため電話で予約を取ろうとするのだが、女の子が電話に出てお二人様ですねちょっとお待ちくださいと数十秒おいて、満員ですと二回に一回は断られてしまう。席が空いているかどうかは一目でわかるので、受けていいかを店主に聞いているのだ。調理は店主たった一人なのに、ちょっと店を広くし過ぎたようで二十人も客が居ると手が回らないのか断らせるのだ。

 それで最近は直接出向くようにしている。最初は五、六席が空いていても満員ですと断られたのだが、空いているじゃないかと怒る客が居たらしく、五十分待ちですが宜しいですかと体よく断る作戦に出てきた。構わないよと入ることにしている。実際には三、四十分すると出てくるからだ。

 店主のコックはまだ若く四十二三に見えるが、愛想が悪く入ってもじろっと見るだけで殆ど口を開かない。ものすごく忙しいのは分かるが、客と話をしないんではカウンターにした意味が薄れる。客席を広くするためだったのだろうか。勿論、その代わりホールの若い女の子はローテーションがあるらしく時々変わるのだが、粒ぞろいで可愛く愛想がいい。

 色々書いたが、ここの汁なし担々麺が抜群に旨いのだ。適度に辛く、細かく刻んだネギと挽き肉が麺に絡んで、汁なし効果が満点だ。最初に食べた時の帰り際、カウンター越しに旨かったと声を掛けると珍しく分かりましたかというようにニコッと笑った。自信のメニューだったようだ。

コメント (2)
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