MLBがポストシーズンのトーナメントに入っている。昨日は田中の投げるヤンキーズとレッドソックスの試合を見ることができた。田中は優れたコントロールと配球で五回を一失点に抑え、継投が機能して6対2でヤンキーズが勝った。田中は日本人としては大柄で見た感じも茫洋として技巧派と言う感じはしないのだけれども、コントロールと球種の多さを生かして打たせない投手だ。とにかくMLBはパワーが半端ではなく、プロレスラーがユニフォームを着ているような選手も多いので150キロ程度では力で抑えるのは難しいようだ。この頃は日本の野球を見ないので、比較しにくいがMLBは真っ向真剣勝負で外連味がなく迫力がある。それとファンと球場(パークと呼ぶ)に特色と伝統的な味わいがあって楽しい。野球は意外なことに世界的にはメジャースポーツではないのだが、大逆転を可能にするホームランがあってフェアプレー精神が基調に流れ、とてもアメリカ的なボールゲームと思う。野球で、アメリカ的な感覚が育まれる逆の流れもありそうだ。
小宮山さんはカブス過ぎるが、熱血で理論的で評価している。彼の言うように第五戦があって田中が出てきたら面白いと思う。ただまあ、ボストンに勝たせたい気もしている。