みなさま、こんにちは。
朝日カルチャーセンター関西の4教室(中之島、京都、くずは、川西)では、「現地講座」を豊富に設けています。
実際に現地に行って、先生の解説を聞きながら、実物を見るーーという講座です。
本日は、「歴史街道を行く 遺跡でたどる日本史」講座に同行しました。
今期のテーマは「神仏習合」。1、2月に教室で講座があり、3月に現地に、という構えです。
現地では、東大寺や手向山八幡宮、薬師寺、休ケ岡八幡宮などを、半日かけて、じっくりまわりました。
講師は、考古学者の前園実知雄先生。
東大寺の発掘調査の当事者でもあります。
金銀鈿荘大刀の発掘秘話、国分尼寺の存在、アショーカの獅子柱像の意味、手向山八幡宮建立の時代背景、現在発掘調査中の東塔の概要、東大寺建立地選定の背景、時代ごとの伽藍配置の変遷などなど、人柄あふれるやわらかい語り口から発せられる情報の数々は、圧倒的な重みを持つものばかり。
薬師寺で、受講生の一人が「弥勒菩薩はなじみが深いが、弥勒如来とは」とつぶやくと、前園先生が「弥勒如来は、弥勒菩薩が5億7千6百万年経って、悟りを開いた姿。中国の則天武后は、自らの威信を示すため、自身こそ弥勒菩薩の生まれ変わりの弥勒如来、と宣言。大雲教という教えまで作った。さらに則天文字という文字までも。その文字は退位後は使われなくなるため、発掘物にその文字が記されていると、時代特定の有力なデータとなる。ちなみに則天文字は日本にも伝わった。水戸光圀の「圀」の字は則天文字だ」。
雑談までも深く楽しいものでした。
行程中ずっと、「楽しい!」「すごい」「驚いた」など感嘆の言葉が途切れることのない、ぜいたくな5時間講座でした。
次回のテーマは、飛鳥の古墳(こちら)。
月一回の、土曜日お昼の講座です。
古墳好きも、飛鳥好きも、関西のこと、古代史を、まずは軽い気持ちで学んでみたい、という方も、ぜひ一度ご受講なさってみてください。
もちろん、他の講座もおすすめです。
朝日カルチャーセンター関西の4教室のホームページ(中之島、京都、くずは、川西)から、「野外」で検索し、お好みの講座をさがしてみてください。
朝日カルチャーセンター関西の4教室(中之島、京都、くずは、川西)では、「現地講座」を豊富に設けています。
実際に現地に行って、先生の解説を聞きながら、実物を見るーーという講座です。
本日は、「歴史街道を行く 遺跡でたどる日本史」講座に同行しました。
今期のテーマは「神仏習合」。1、2月に教室で講座があり、3月に現地に、という構えです。
現地では、東大寺や手向山八幡宮、薬師寺、休ケ岡八幡宮などを、半日かけて、じっくりまわりました。
講師は、考古学者の前園実知雄先生。
東大寺の発掘調査の当事者でもあります。
金銀鈿荘大刀の発掘秘話、国分尼寺の存在、アショーカの獅子柱像の意味、手向山八幡宮建立の時代背景、現在発掘調査中の東塔の概要、東大寺建立地選定の背景、時代ごとの伽藍配置の変遷などなど、人柄あふれるやわらかい語り口から発せられる情報の数々は、圧倒的な重みを持つものばかり。
薬師寺で、受講生の一人が「弥勒菩薩はなじみが深いが、弥勒如来とは」とつぶやくと、前園先生が「弥勒如来は、弥勒菩薩が5億7千6百万年経って、悟りを開いた姿。中国の則天武后は、自らの威信を示すため、自身こそ弥勒菩薩の生まれ変わりの弥勒如来、と宣言。大雲教という教えまで作った。さらに則天文字という文字までも。その文字は退位後は使われなくなるため、発掘物にその文字が記されていると、時代特定の有力なデータとなる。ちなみに則天文字は日本にも伝わった。水戸光圀の「圀」の字は則天文字だ」。
雑談までも深く楽しいものでした。
行程中ずっと、「楽しい!」「すごい」「驚いた」など感嘆の言葉が途切れることのない、ぜいたくな5時間講座でした。
次回のテーマは、飛鳥の古墳(こちら)。
月一回の、土曜日お昼の講座です。
古墳好きも、飛鳥好きも、関西のこと、古代史を、まずは軽い気持ちで学んでみたい、という方も、ぜひ一度ご受講なさってみてください。
もちろん、他の講座もおすすめです。
朝日カルチャーセンター関西の4教室のホームページ(中之島、京都、くずは、川西)から、「野外」で検索し、お好みの講座をさがしてみてください。
