京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

釉薬かけ

2021-07-06 16:09:40 | 作陶館日記
釉薬かけのお話です。
釉薬は、お客様それぞれに掛けて頂きます。

沢山の作品。


大きいお皿には、アクセントをつけ足し。
写真は、見本とこれから装飾される皿。
呉須絵具を使って点々を。
意外にし難しい。


それらが出来たら、釉薬を掛けますよ~。
まずは、L字型の道具の上に、皿を乗せて・・
針で皿の上から中央をおさえて・・

沈める。

そして、数秒数えてから引き上げ。
しずくが一点に集まるように斜めにします。

最後に垂れるしずくを道具でチョンと
受け取って(釉薬を切ると言います)
高台部分をふき取ったら完成。

器の形と釉薬の焼き上がりに違和感がなければ、
大成功~!です。なぜなら、、
時には、あれこれ悩みすぎて、
あげく、あれ?なんだか格好良くない器に・・
なんてことになるからです。
私は多々あります(笑)
迷い過ぎて、間違ったのを選び取るという才能。
器の形よかったのに、釉薬掛けたら
あれ?なんか、ダサ・・。って。

教室の皆様にはそれが無いよう願いながら
教室からそーーっと出ますね。
集中大事。邪魔してはだめです。

それではまた明日。
please stay healthy and stay safe.

作陶館note
https://note.com/hanshi_kase/n/nadb3227b9490
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひねり体験

2021-07-05 15:20:13 | 一日陶芸教室
ひねり体験のお話です。
この日は今見返すと、
お揃い?と言いたくなるようなお洋服のお二人。

仲良し~♪
もうね、我が家の格好はバラバラだから
ちょっと憧れますね(笑)

そんなことは置いといて。
ひねり体験です。

半分ぐらい作業が進み、
装飾のハンコを選んでいる場面。
色々あるから、選んでいただくのも
楽しい作業の一つかも。

押して~・・

はい鶴!鳥シリーズ。
今は、湯呑がさかさまになっているので、
ハンコも逆さまに押して頂きます。

その後は型から外して頂いて・・
湯呑アルアルなのですが、
中にシワがたくさん入りがち。
平面の粘土を、かなりの立体にするので
シワが寄りやすいのです。
水が漏れたりはしないのですが、
仕上がりが美しいと気分もイイですからね。
なので、消す作業もしていただきました。

手が届かない場所は竹べらを使って
押さえて頂く。ケシケシ・・地味な作です。

しかも二人とも(笑)

その代わり美しい湯呑が出来ておりましたとも。
今頃、美味しい水分が入っていることでしょう。
今の時期、毎年思います。
私にとっての甘露って何だろうって?
すっと喉の渇きが癒え、体から汗が引く。
そんな甘露を飲みたいものです。

ん?お酒?ビール?
後で体が熱くなるからヤダヨ。
シャキーッとしたいの。探し続けています(笑)

ではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館note
https://note.com/hanshi_kase/n/n3cde4d8c8a32

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

教室風景・削り作業

2021-07-04 11:28:39 | 作陶館日記
今日は、教室の風景をお伝えいたします。
この日は、大きいお皿を削る日。

大きなお皿を削る時は、シッタと呼ばれる
素焼きされた道具を使います。

お邪魔しまーす。
お、丁度シッタを据えている場面です。


肌色の部分が素焼きされているシッタ。
そのテッペンに粘土を巻いて
作品を受ける面を作ります。


お皿が大きいので、高台も広い。


大きさをしっかり計りましょうネ。


出来上がりの見本。大きい。

広いお皿ですが、ふちが立ちあがっているので
少々のお汁も大丈夫だし、
作り過ぎて盛りつけても大丈夫(笑)
私にうってつけ!(笑)

大きいので削るのに時間かかるのですが、
2枚削る日だったので、集中が必要です。
この辺でオイトマいたします~。

教室風景でした。また明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館note
https://note.com/hanshi_kase/n/nba23b6feac5a
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サイン

2021-07-03 15:31:46 | 一日陶芸教室
昨日、お客様の作品の作品を
沢山削ったと書きましたが、
作品を削ったならば、『 誰が作ったか 』
そのサインは大切。

控えに、お客様が決められたサインを
ご記入いただき、それを写し取る。

その作業が終わって、初めて削りが完了。


ふぃ~完成~!
なるべく、筆跡も似せます。
唯一無二の作品ですからね。

以前、
『 さらっと書いた書き殴りに近いサインを
ほぼ再現されていてびっくりした 』って
おっしゃって下さるお客様がいらして、
笑ながら言ってくださったので、
こちらもニヤリ。
だって、似せていってますもの。(笑)

そして2人で黙々と削った作品はごらんのとおり。

ばばーん。


どどーん。

溜め過ぎでしょ(笑)
いやぁ、2人で削るから
沢山あったほうが良いかな?
なんて思っていたら、
思った以上に沢山になっていて、
ちょっと気分が盛り下がったよね・・(笑)

でも、
お客様が喜んでくださる器につながるならば、
頑張れる!がんばれ。。るよ!!うん!
次回からは溜めこまないようにします。ハイ。

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館note
https://note.com/hanshi_kase/n/n62285fa33a94
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

作品削りだし

2021-07-02 20:17:33 | 一日陶芸教室
ロクロ体験の作品を削りました。


彼女は、お客様の作品を削るのは初めて。
何事も経験です。
もちろん、陶芸の訓練学校で一年間
しっかりロクロの勉強をしてきていますので、
任せていても大丈夫。
しかし、おせっかいパイセンの私、
傍で一緒に削りましたとも~(笑)
ただ単に、削る作品を沢山ため過ぎていた。
そんな理由もありますが(笑)


彼女は、鉢の削りからやってもらいました。

真ん中に据えて。。


削り出していく・・


訓練学校では、
カネのカンナを使っての実習が主。
竹べら一本での削りに、
始めは違和感があったようですが、
すぐに慣れてくれました。
最初は恐る恐るだったのが、
ロクロから外し、重さや厚みを調べ
また据えて削っていくうちに、
重さのバランスがいい鉢に削り上がりました。

底に厚みが残っていると、
どっしり重く感じますし、
底を軽やかにし過ぎると、
なんだか頼りない持ち心地になる。
簡単そうで難しいのです。

今頃、お家で活躍しているかな?
食洗機、電子レンジOKですので、
ガンガンお使いいただいて、
割れたらもう一度作りに来てくださったら
とってもイイ!すごくイイ!!(笑)

貴方を宇治でお待ちしております。
いつでもいらして下さいね
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館note
https://note.com/hanshi_kase/n/na67432bc6291
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする