京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

泉屋博古館・3

2021-07-12 15:28:37 | お出かけ
さぁ、泉屋博古館のお話が戻ってまいりました。
ん?待ってって言うたやん!(笑)

中に入ると、涼しい~。
クーラーって素敵!(笑)

さて、浴衣を見ましょう。
この展示では、織方で地模様を出すのではなく、
染めや型押し、筆描きで模様を描いておりました。
凄く緻密に模様に掘ってある型を使っての染め。
職人の技にクラクラ来ます。
すごいよ。小さな穴は " 。" ぐらい。
私なら破きます(笑)

そして、会場に入る前の窓のオシャレな事。

ね?
家に有ったら、明り取りには暗いけれども
階段途中とかに欲しい。


「 ゆかた 」とは、湯帷子(ゆかたびら)が語源で
湯帷子とは、
大昔はお風呂とはサウナ式の蒸し風呂で、
裸体をさらすことないよう必ず着用するものであった。
江戸時代に下ると、湯を張った風呂が一般化し、
人々は裸体で入るようになり、浴衣は
湯上りに汗を吸い取る ” 身ぬぐい ” となり、
次第にくつろぐための服となり、
意匠を凝らすようになった・・とか。

もうね、威勢のいい海産物の模様や、
幾何学模様など、お洒落なゆかたの素敵なこと!
途中の時代、あまりにも意匠を凝らし
細かい模様になっていた時代は、
逆に暑苦しく見えましたが(笑)

白と藍で表される世界ですが、
とても広い世界で面白かったです。

近々関西は梅雨明けするようです。
蹴上あたりから南禅寺、泉屋博古館、
平安神宮など、一帯を散策するのもイイかも。
ただし、京都の夏は半端なく蒸し暑い。
湿気が体にまとわりつくと思ってください。
もう一枚、冬服着てるぐらいの暑さ。

さぁ、残りは中国青銅器のお話をしましょう。
しかしもうお時間です。
また明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館note
https://note.com/hanshi_kase/n/n51caec05aa58


ゆかた展。7月19日までです。
泉屋博古館HP
https://www.sen-oku.or.jp/kyoto/

コメント
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