第62回はマッコイ・タイナーの「リーチング・フォース」です。
マッコイ・タイナー(McCoy Tyner)1938年12月11日- ペンシルベニア州フィラデルフィア出身
マッコイ・タイナーは、1960年にコルトレーンのバンドに加入し、アトランティック~インパルス・レーベルで共演する中で、数々の名演を残していますが、自身のリーダー・アルバムも数多く、インパルスを始めとして、ブルーノートやマイルストーン・レーベルにも優れた作品があります。
今回掲載したのはインパルス時代の2作目で、コルトレーンの「バラード」と「ジョニー・ハートマン」のセッションの間に位置するものです。
「REACHING FOURTH」 Impulse AS-33
1. REACHING FOURTH
2. GOODBYE
3. THEME FOR ERNIE
4. BLUES BACK
5. OLD DEVIL MOON
6. HAVE YOU MET MISS JONES
McCOY TYNER(p) HENRY GRIMES(b) ROY HAYNES(ds)
録音 1962年11月14日
レコードでいうA面(1曲目)、B面(4曲目)の2曲は、マッコイ・タイナーのオリジナルです。
アップテンポの「リーチング・フォース」は、ロイ・ヘインズのプッシュするドラミングに鼓舞され快調に飛ばしているし、もう一方の12小節ブルースである「ブルース・バック」では新しい感覚のアドリブが展開され、ダブル・タイムの演奏も披露してくれています。
ピアノ・タッチはリリカルで、高音の使い方が上手く、アドリブは構成力がしっかりしていて、メロディ・ラインが美しいです。
加えて、ミデアム・テンポ良し、バラード良しの好演奏集です。
マッコイ・タイナーはピアノを始めた頃、近所にバド・パウエルが引っ越してきて大きな影響を受けたとされていますが、この演奏からはパウエルの匂いは感じられず、弱冠23歳にしてプレイはすでに完成されています。
このアルバムのジャケットは、モノラル盤の上から「STEREO」シールが貼り付けてあり、レコードはステレオ盤です。
バランスは左から中央に掛けてピアノ、中央にベース、右にドラムスとなっていて、丁度ジャケット内の写真と反対になっています。
そして、このアルバムを一層引き立てているバックの2人、
62年5月録音のロイ・ヘインズのリーダーアルバム「OUT OF THE AFTERNOON」で共演していて、ロイ・ヘインズがリーダーの愛聴盤としてこのコーナーに登場しています。
マッコイ・タイナー(McCoy Tyner)1938年12月11日- ペンシルベニア州フィラデルフィア出身
マッコイ・タイナーは、1960年にコルトレーンのバンドに加入し、アトランティック~インパルス・レーベルで共演する中で、数々の名演を残していますが、自身のリーダー・アルバムも数多く、インパルスを始めとして、ブルーノートやマイルストーン・レーベルにも優れた作品があります。
今回掲載したのはインパルス時代の2作目で、コルトレーンの「バラード」と「ジョニー・ハートマン」のセッションの間に位置するものです。
「REACHING FOURTH」 Impulse AS-33
1. REACHING FOURTH
2. GOODBYE
3. THEME FOR ERNIE
4. BLUES BACK
5. OLD DEVIL MOON
6. HAVE YOU MET MISS JONES
McCOY TYNER(p) HENRY GRIMES(b) ROY HAYNES(ds)
録音 1962年11月14日
レコードでいうA面(1曲目)、B面(4曲目)の2曲は、マッコイ・タイナーのオリジナルです。
アップテンポの「リーチング・フォース」は、ロイ・ヘインズのプッシュするドラミングに鼓舞され快調に飛ばしているし、もう一方の12小節ブルースである「ブルース・バック」では新しい感覚のアドリブが展開され、ダブル・タイムの演奏も披露してくれています。
ピアノ・タッチはリリカルで、高音の使い方が上手く、アドリブは構成力がしっかりしていて、メロディ・ラインが美しいです。
加えて、ミデアム・テンポ良し、バラード良しの好演奏集です。
マッコイ・タイナーはピアノを始めた頃、近所にバド・パウエルが引っ越してきて大きな影響を受けたとされていますが、この演奏からはパウエルの匂いは感じられず、弱冠23歳にしてプレイはすでに完成されています。
このアルバムのジャケットは、モノラル盤の上から「STEREO」シールが貼り付けてあり、レコードはステレオ盤です。
バランスは左から中央に掛けてピアノ、中央にベース、右にドラムスとなっていて、丁度ジャケット内の写真と反対になっています。
そして、このアルバムを一層引き立てているバックの2人、
62年5月録音のロイ・ヘインズのリーダーアルバム「OUT OF THE AFTERNOON」で共演していて、ロイ・ヘインズがリーダーの愛聴盤としてこのコーナーに登場しています。