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ハンク・ジョーンズのラスト・レコーディング

2017-08-05 | JAZZ
ハンク・ジョーンズが91歳で亡くなる3か月前に、東京で録音された文字通りのラスト・レコーディング
「HANK JONES LAST RECORDING」
  
1. A NIGHT IN TUNISIA (*)
2. THE SUMMER KNOWS
3. CLEOPATRA′S DREAM
4. CANTALOUPE ISLAND (**)
5. STOMPIN′ AT THE SAVOY (**)
6. BEGIN THE BIGUINE
7. SOMEONE TO WATCH OVER ME (*)
8. THE VERY THOUGHT OF YOU
HANK JONES(p) DAVID WONG(b) LEE PEARSON(ds) 
ROY HARGROVE(tp)* RAYMOND McMORRIN(ts)**
録音 2000年2月24日

表記は「グレイト・ジャズ・トリオ」となっていますが、従来のメンバーとは異なり、曲によっては管も入っています。
彼の演奏は“グレイト”にふさわしく、何時もの通り端正なタッチで弾きすぎず、貫禄を発揮しています。
それに比べてドラムスは、初期GJTのトニーのように叩きすぎのところがありますが、これがGJTの本来のスタイルであるとすれば納得できます。
収録されている8曲は全てお馴染みの曲ばかりで、バド・パウエルの十八番まで入っていてバラエティに富み、彼が何でもこなせたことを実証しています。
また最終曲の「THE VERY THOUGHT OF YIU」は、ピアノ・ソロで結ぶという粋な曲順となっています。

このレコード、
本来は次に続くレコーディングだったようですが、この事態を受けて急きょタイトルが変更されたとされています。

そして、富良野市出身の操上和美さんが撮った写真も迫力があります。
ジャケットを眺めていると、ハンクが語り掛けてくるような錯覚に陥ります。


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