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ジャズ・オルガンの第一人者

2014-02-27 | JAZZ
ジミー・スミス(Jimmy Smith) 1925年12月8日 - 2005年2月8日)

ペンシルベニア州で生まれたジミー・スミスは、最初はピアニストでしたが、28歳の時、ワイルド・ビル・デイビスのオルガン演奏を聴いたことがきっかけとなり、
オルガンに転向しています。
当時、オルガンは教会のゴスペル・ミュージックとして使用されていて、ジャズやポップスを演奏することはご法度でしたが、それを最初に打ち破ったのがジミーでした。
そして、ハモンドオルガン奏者としてソウル・ジャズ、及びファンキー・ジャズというスタイルを確立し、演奏したことで人気が高まり一気にビック・スターになりました。

2月8日はジミー・スミスの命日で、何か1枚をと、ピック・アップしたのが今回のアルバム(CD)です。
彼の演奏は、ブルーノートやヴァーブに数多くありますが、あえてそれを外しました。
というのも、これまで数々のアルバムにレコーディングしてきた代表曲をここで演奏しているからです。
ハモンド・オルガンは、同時にベース・ノートを弾くことができるため、大抵ベース奏者は参加しないので、ここでもオルガン、ギター、ドラムスのシンプルなトリオ演奏となっています。

「THE MASTER / JIMMY SMITH TRIO」 Somethin’else TOCJ - 5562
     
1. CHITTLINS CON CARNE
2. IT’S ALRIGHT WITH ME
3. THE ORGAN GRINDER’S SWING
4. THE PREACHER
5. ALL DAY LONG
6. I GOT MY MOJO WORKIN’
7. WHEN JOHNNY COMES MARCHING HOME
8. BACK AT THE CHICKEN SHACK
9. THE CAT
JIMMY SMITH(org) KENNY BURRELL(g) JIMMY SMITH(ds)  
録音 1993年12月24日~25日 

1993年は、ジミーがオルガン・トリオを結成して40年という節目の年に当たり、これはクリスマスの夜に大阪のキリン・プラザでライブ演奏されたものです。
クリスマスということもあり、3曲目のオルガン・グライダー・スイングでは、ケニー・バレルが「赤鼻のトナカイ」の一節を、8曲目のバック・アット・ザ・チキン・シャックではジミーが弾く
「サンタが街にやってくる」がアドリブの中で披露されています。
2曲目のスタンダードでは、ハモンド・オルガンの歯切れ良さを発揮したリズミックな演奏や、5曲目のオール・デイ・ロングでは、しっかりとしたベース・ラインの上をケニー・バレルのギターがブルージーに迫ってきます。
ジミーは、曲のあちこちで「ぅあ~」という声を出しながら演奏を繰り広げ、6曲目のアイ・ガット…では、しわがれ声で唄も披露しています。
そして、最後はこの曲が無いと終わらない「ザ・キャット」で盛り上げています。
このアルバムは、時にソウルフルで、ファンキーに、そして最初から最後まで軽快にスイングするご機嫌な内容で、ライブということもあり、馴染み曲のオンパレードとなっています。


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