夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

今は安全・・・Part.1

2011年03月30日 13時13分42秒 | その他
今回の福島原発事故以前の今までの政府の見解は100%信頼が置けましたか?鵜呑みにしてバカを見た人は居ませんか?僕自身もそうですし、国民は騙されるのが上手だと何度も感じたことがあります。勿論上手に騙されるのも幸せの一つではあるのですが、ことの内容と重大性によっては騙されてしまうと大変になる事があります。

 今回の原発事故に関しても、政府や政府の息がかかった、もしくは政府に気に入られたい専門家達は一律に『大丈夫です』を連呼し、『直ちに人体に影響はありません』と言い続けております。本当にそうなのでしょうか? 高い放射線量をもつ水が防護されていない場所にまで溢れ出て来ている現在、そう思える人は相当お気楽な人です。もっとも、TVのコメンテーターなんて、医学の事なんかまったくわかっていないズブのド素人です。なんか、眼鏡かけてそれらしく話しているとそういう風に感じてしまうのでしょうが、あの人たちは医学を知らず、また現場も知らない人たちがほとんどです。

原発事故の場合の安全性は現場の事と体の事の2点に集約されます。医療の方は機会があれば僕が調べて近い将来UPしますので、今回は現場の危険性についてです。原発の必要性について充分すぎるほど解っていただけるのではないでしょうか。何せ書いたのが正しい知識を持った現場の人ですから。

 すでに故人となってしまっていますが、平井憲夫氏が『原発がどんなものか知ってほしい』で現場の事を詳しく述べているので皆様にご一読頂き、政府やコメンテーターの事はある程度の参考程度にして各自が考えて安全かどうかを判断し、その判断の元に行動を起こさなければならない状況に来ているのが今だと思います。

http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html(コピペしてアドレスに貼り付けてください)

※ この平井憲夫氏の『原発がどんなものか知ってほしい』は当会のT.N氏が教えてくれました。

水の行方

2011年03月30日 12時33分39秒 | その他
東電が今回の原発事故の対処ために雇っているのはほとんどがこの原発で働いたことがない人たちなのではないでしょうか?修復のスピードが遅すぎます。このままだとどんどん後手になって危険性が鰻登りになるかもしれません。
 例えば自衛隊が命がけで冷却水をかけてくれましたが、あの水は中に貯まっていくのは明らかで、ある程度を超えると溢れだすに決まってます。よって、その対処をしながら出なければならないのに、後になって高い放射能を持った水が貯まっているからとかで作業を停止しております。その間にも放射能は漏れています。そして水もどんどんと進んで、爆発で生じた建屋の基礎のヒビを通って地下や他の建物に入って行っているようです。現在タービン建屋に貯まった高い放射能を持った水を出すのに手間取っているようです。そして手間取っている間にこんどはトレンチ(作業用のトンネル?)という放射線管理区域外にまで貯まって来てしまっています。もう一刻の猶予もありません。外部にまで及んでしまっているのですから。外部という事は放射線に対する遮蔽能力を持っていない場所に高い放射能を持った放射線物質が出てしまったという事です。ということは空中に高い放射能を持った放射線物質が放出され続けているということです。ところがその水でさえ持って行くところがないうようです。
 多分、今後どこかの放射線的に遮蔽された場所に移すのでしょうが、プルトニウムが検出された現在、炉心やそれに係るどこかが破損してそこから原子炉内の水が出てきているのは明らかです。よって、もしかしたらタービン建屋に貯まった水を抜くとかえってその破損場所から高い放射能を持った水が出てくることは十分に考えられます。皆様の場合、外部濾過の水槽を考えてもらえばわかりやすいのですが、水槽が炉心で外部濾過がタービン建屋だと思ってください。外部濾過の水を抜けばどんどん水槽の水が入ってきます。それと同じことです。よって、タービン建屋から水を抜くとその分どんどんと炉心の水が抜けて、再び燃料棒が露出して、より燃料棒にダメージを与えて中のウランやプルトニウムが出てくる可能性があるということです。
 ですから、やたら移してしまうのは危険です。この水はある程度以上(炉心の温度などの状況を見ていれば垂直関係からどの程度にするかは見当がつくと思うので)出さないで、今タービン建屋にある水は冷やしてからまた炉心を冷やす水に使うしかないと思います。

 心配なのは東電がタービン建屋に貯まった水に高濃度放射線を計測していながら作業員に伝えていなかったという現実ですことです。うっかりミスという事であればその人が被曝された方々のこれからを保障すれば良いだけの事ですが、このような大事なことを伝え忘れることなど考えられないです。よって、高濃度放射線物質がある事を作業員に伝えると作業に加わる人がいなくなってしまうからということで故意に隠していた可能性の方が高いです。このように隠す体質があることは過去の事からもまず間違いのない事実です。こういう体質を持った会社はこっそりと海に流してしまったりすることもあるので、しっかりと政府はしっかり監視する必要があるのです。

 もしできれば今管理責任をしている東電から取り上げて、この原子炉を政府が管理するようにして東電の社員を使って対処した方がいいと思います。東電が管理すると様々な法律に縛られてできる事もできなくなります。それが政府が管理すれば、特例だって発令できますからよりスムースに事が運びます。しかも東電が政府の子会社になるわけですから東電の社長以下全員が使える訳です。そうすれば現在のように素人が現場の作業に当たるのとは段違いにスピードが上がると思いますし、何より色々とある初歩的なミス(故意かの可能性が高いですが)も防げると思います。要は、政府が日本中、もしくは世界中の科学者を雇って終結させてシンクタンクを作り、東電の社員が現場で作業するという事です。