Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

11月WS&イベント

2024-12-19 09:11:01 | 日記
11/2(土)、花巻教会バザーでステンドグラスとプラバン作りのワークショップを行いました。ステンドは残念ながら希望者がいなかったのですが、今年も多くの方にご来場頂き感謝でした。



11/2~4、市民芸術祭にもステンドグラスとお花を出品していました。

 

今年のお花は茨海小学校。ノバラの陰からキツネたちが顔を覗かせているイメージです。ススキみたいなパンパスグラスはキツネのしっぽ

実はフォックスフェイスが思いのほか太くて重くて、剣山に刺さらずハサミで切ることもできず大ピンチ!だったのですが、お花の先生から水に浸からなくても大丈夫な花材だから横にしてみたら…というアドバイスを頂き、自分が考えていた以上の作品になりました。横長に活けるというのは今まであまりやって来なかったので、今後追求していきたいと思います。

11/4(月・祝)、上太田・山関振興会館にてステンドグラス体験教室。昨年に引き続きご依頼頂いて感謝です。今年は7名参加で、全員が曲線の作品を選びました。お休みした方には私がお手本で作ったものを差し上げました。


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宮沢賢治旧居跡&鳩山会館

2024-12-19 08:46:52 | お出かけ
普段一人で制作をしているので、年に一度くらい自身の勉強のため上京することがあります。10月末の上京の際、文京区にある宮沢賢治旧居跡へ行ってみました。周囲には樋口一葉旧居跡、石川啄木が家族で間借りしていた喜乃床などもあり、文学者とゆかりの深い場所です。

 

賢治さんは生涯で9回ほど上京していますが、ここ本郷菊坂には1921年1月から8月まで半年以上もの間滞在していました。初期の童話の大部分、先日作った「どんぐりと山猫」も岩手ではなくこちらで書かれたと知って驚きでした。
賢治さんの下宿していた場所は看板によると、看板右手の建物2階中央付近だそうで、現在は当時を思わせるものはもう残っていないようです。

その後、ステンドグラスを初めて間もない頃に見に行った、鳩山会館を再訪しました(当時はこのBlogもまだ開設していませんでした)。初心忘るべからず!

鳩山会館は、戦後内閣総理大臣を務めた鳩山一郎の私邸で、大正から昭和にかけて活躍したステンドグラス作家の小川三知の作品が数多く収められています。現在は政界を引退された鳩山由紀夫さんが相続し、所有しているそうです。

    

  

苗字の「鳩」をモチーフとした作品が多いです。タイミング良くお庭のバラも楽しめました。
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2024 教会バザーのお知らせ

2024-10-24 11:10:00 | お知らせ


今年も花巻教会バザーを行います。11/2(土)10:30~14:00です。

例年通りの友愛セール(本・食器・日用品など)、手作りケーキ・ハンドメイド作品等の販売、喫茶コーナーに加え、今年もステンドグラスとプラバンのワークショップがあります!ワークショップ参加ご希望の方は早めに(終了1時間前くらいまでには)お越し頂けると有難いです。皆様のお越しをお待ちしております
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どんぐりと山猫(F4サイズ)

2024-10-24 10:41:51 | パネル
すきとおった風がざあっと吹くと、栗の木はばらばらと実をおとしました。一郎は栗の木をみあげて、「栗の木、栗の木、やまねこがここを通らなかったかい。」とききました。栗の木はちょっとしずかになって、「やまねこなら、けさはやく、馬車でひがしの方へ飛んで行きましたよ。」と答えました。
「東ならぼくのいく方だねえ、おかしいな、とにかくもっといってみよう。栗の木ありがとう。」
 栗の木はだまってまた実をばらばらとおとしました。
(宮沢賢治「どんぐりと山猫」)



「どんぐりと山猫」、9月に作ったものより大きいF4サイズです。普段よりちょっと大きめで時間がかかりました。何年も思い描いていたものをやっと形にすることができました。

少し前の話になりますが、この作品を作るために9/7(土)、大迫の山歩きツアーに参加しました。前年の同時期も同じツアーに参加したのですが、その時は朝から雨で、一番見たかった笛貫の滝には行くことができませんでした。1年越しでしたが、今度は笛貫の滝に行けて本当に良かったです



  

「どんぐりと山猫」に登場する「笛ふきの滝」のモデルとされる、笛貫の滝。看板はありますがまさに道なき道!?自力ではとても辿り着けそうにありません…ガイドさんについて、「もののけ姫」の舞台みたいな場所をひたすら歩きました。所々、歩きやすいように石や木が投げ込んでありますが、「歩く時は必ず石か木の上を歩くように」と言われました。さもないと泥の中に足がずぼっ!…そんな場所です。こんな山深い場所を子どもがたった一人で…今の時代では信じられないですね



思いがけず、きのこの楽隊にも出会いました!今度はこれだけでも作品になりそう…。岩手の自然はインスピレーションの宝庫です




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10月お花

2024-10-24 10:32:07 | お花
急に声がどこか別の世界に行ったらしく聞こえなくなってしまいました。そしていつか十力の金剛石は丘いっぱいに下っておりました。そのすべての花も葉も茎も今はみなめざめるばかり立派に変わっていました。青いそらからかすかなかすかな楽のひびき、光の波、かんばしく清いかおり、すきとおった風のほめことばが丘いちめんにふりそそぎました。
(宮沢賢治「十力の金剛石」)



今回のお花は剣山なしで水盤に生けるのに初挑戦!ノイバラ3本を絡ませて安定させ、間にりんどうとカスミソウを挿しました。予想はしていたけどやっぱり難しい。2箇所だけこっそりワイヤーの力も借りました
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