午後からは教会巡りツアー。先の旧古河庭園内の洋館(大谷美術館)はお茶の水のニコライ堂と同じジョサイア・コンドルの設計なのですが、友人が「ニコライ堂をまだ見たことがない」とのことで、まずはニコライ堂へ行くことにしました。
ステンドグラスは日本の老舗工房・大竹ステンドグラスのもの。正教会の教会ではイコンを重んじるため、このようにステンドグラスが入っているケースはかなり珍しいのではないでしょうか?蝋燭やお香の香りもまた、非常に神聖で落ち着きのある空間を作り出しています。
せっかくだからと次は四谷のイグナチオ教会へ。ここのステンドグラスも大竹ステンドグラスの制作です。今まで何度も来ていますが、今回は地下聖堂に、ステンドグラスの原画らしきものが置いてあるのを初めて見ました。絵の方はもっと色が濃くて落ち着いた感じでした。
ちなみに神田教会にも行きたかったのですが、元々月曜日は公開しておらず、さらに震災でかなりの被害を受けたため現在は主日のミサ以外での公開はしていないとのことでした。一日も早く、教会が元通りになりますように祈っています。
イグナチオ教会に、東京カテドラルのポスターが貼ってあったので、じゃあそちらにも行ってみようかということになり、麹町駅から地下鉄に乗りました。
東京カテドラルは丹下健三氏の代表作で、きっと建築好きにはたまらない教会なのではと思います。今回は運良くパイプオルガンの練習にも遭遇しました
教会の前からバスに乗って目白駅へ。せっかくだから目白聖公会にも行ってみよう!ということになりました。
いつもは扉が閉まっているのですが、この日は運良く開いていました!教会の方でしょうか、お二人の女性の方が親切に案内して下さいました。日本だと撮影禁止の教会が多いのですが、何と撮影もOKということで、有難くステンドグラスの写真も撮らせて頂きました!
実はここのステンドグラスは私達のフランスでの恩師が修復を手がけたもの。案内してくださったお二人のお話からは、ご自分の教会に対する愛着や誇りがとても感じられ、改めて教会はいいなぁと強く思わされました。
この日は思いがけず沢山の教会を巡りました。まややは既に何度も訪れているなじみのある教会ばかりでしたが、また新たに色々な発見をした気がします。そうそう、実は目白駅にもステンドがあるんですが、皆さんご存知でしたか??