Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

お花㊺㊻

2014-09-14 17:15:58 | お花

盛花の容器に、株分けの構成で活けました。すすきみたいな、お米みたいなのは名前を忘れてしまいましたが、面白い感じに仕上がりました。

下は似たような花瓶2つを並べて統一感を出しました。花材も秋らしくなってきました右の花瓶の前に置いてあるおもちゃかぼちゃはトラピスト修道院で頂いたものです。観賞用だそうですが、調べてみると食べられないことはないけど美味しくないとか…割って種を取り出して、洗って乾かして紙袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保管すればOKとも書いてありました。もしうまくいって家で育てられたら草月の盛物にも使えそうだし、いつまでも思い出になりそうですね

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

那須トラピスト修道院

2014-09-14 15:42:04 | 教会巡り

先の日記の翌日9/11(木)、母・夫と共に那須トラピスト修道院を訪ねました。那須の中でも福島の白河にほど近い、人里離れた山の中にひっそりと建っています。

母の実家がある那須は、小さい頃は毎年のように訪れていましたので、ここで作っているトラピストガレットも昔から馴染みのあるもので、母も幼少の頃からよく食べていたようです。那須の祖父母もクリスチャンではありませんでしたが、家を建てる際トラピスト修道院を建て替えた時の廃材を頂いたり、この近くにあったカトリックの診療所のお世話になっていたということを今回初めて聞かされ、キリスト教との思いがけないご縁に驚いています。

修道院という場所は一般人が近づけない場所だとばかり思っていましたが、最近『修道院のお菓子と手仕事』(大和書房)という本を買い、修道院内の場所によっては一般人も入れるということを知りました。修道院の中に入るのは初めてでドキドキしていましたが、インターホンを押して見学したい旨を伝えたところ、シスターが親切に聖堂を案内して下さり、神父様ともお話することができました。とても気さくな方で、修道院の生活のことを色々と教えて頂き、帰り際には夫の説教が祝されるようにと仰ってくださいました。

帰りに売店でトラピストガレットや絵葉書を購入しました。ちょっと暗くて申し訳ないのですが、以前から欲しかった伊万里焼の聖母像も見つけて買いました。伊万里の聖母トラピスチヌ修道院で作っているものだそうです。クリスマス3点セット(プレゼピオ)も、クリスマスまでには買えたらなと思っています。

感謝の思いで修道院を後にし、修道院へ向かう途中で見つけた教会へ寄ってみました。車を走らせている途中で下のマリア様を見つけ「おっ!?」という感じで…。

  

カトリック那須教会。周辺に人の気配はなく静まり返っていましたが扉が開いていました。周辺にはトラピスト以外にもいくつかの修道院やカトリックの施設があるようです。

 トラピスト修道院とその周辺はまるで別世界のように静かで、全身が洗われるような思いがしました。今まで色々な教会を訪れましたが、ここまで自然豊かでかつ観光地化されていない場所に建つ教会を訪ねるのは初めてだと思います。特に修道院では小声での会話すら憚られるほど、しかし神様の声を聴くにはこの上なくふさわしい場所だろうなと思いました。修道院内の掃除や庭、畑の手入れも隅々まで行き届いていることも一目でわかり、ここには1日1日を感謝しながら丁寧に生きる幸いがあるのだなと思って帰ってきました。

ちなみに個人的なコレクションをブログ初公開(プロテスタントのくせにマリア様大好きなのです)。一番右が今回買った伊万里焼の聖母像。一番左だけ天使ですが、左から2番目は留学中エクス・アン・プロヴァンスの蚤の市で一目惚れして買った木彫りの聖母子像。結構お高かったですが細部までとても丁寧に作られていて、これを逃したらもう会えないとすら感じて買った、宝物です。その足元にある小さいのは、ファチマへ行った時に売店でもらったもので、暗い所で光ります(笑)あとの3つの聖母像は教文館で購入、素焼きのは韓国のものらしいです。フォトスタンドに入っているのはブルージュにあるミケランジェロ作の聖母子像(私も実物見ました)で、フォトスタンドごと結婚祝いに頂いたもの。瓶入りのお水はルルドとファチマのお水です

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏期休暇2014

2014-09-14 09:00:22 | 旅行

待ちに待った牧師の夏期休暇。パネルの制作もどうにか終わり、音楽講習会も終わり、心置きなく出かけることができ感謝でした。

今回の休暇では、愛猫と共に母方の祖母が住む那須へ行ってきました(那須は犬猫連れで行けるスポットや一緒に泊まれる宿が結構あって、動物に優しい街ですステンドグラス美術館もテディベアも同伴OKでした)。過去のブログを見返してみると、前回那須へ行ったのは'10年11月。まずは3回目になるステンドグラス美術館へ。アロマの香りで癒されてきました運良くパイプオルガンの演奏も聴けました

美術館の隣には、うちの猫さんと同じ名前の教会(結婚式場ですが…)

どうやら、真ん中がミカエルのようです

次はこれまた3回目になるテディベアミュージアムへ。まだ9月だというのに早くもハロウィン仕様です。

(ちなみによく、「教会ではハロウィンお祝いしないんですか?」と聞かれるのですが、Wikiによると、元々は古代ケルト人が毎年10月31日に秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す意味で行っていた行事だそうです。それに合わせて、カトリック教会が諸聖人の日を11月1日に設定し、諸聖人の日は祭日になりましたが、10月31日のハロウィンは典礼暦にも入っておらず、教会の宗教行事・公式行事として行われることはないとのこと。ハロウィンを巡っては教派や教会でも容認だったり否定的だったりと意見が分かれると思います。)

夕方母・祖母と合流し、昨年オープンしたばかりの藤城清治美術館を訪れました

  

敷地内にはチャペルもあります。

  

暗くなってきたところだったのであまりうまく撮れませんでしたが、美しいステンドグラスの数々

よく見るとアニメーション仕立てのようになっています。

帰宅後調べてみたところ、ステンドグラスは「ステンドグラスバロック」の制作だそうで、HPによると「藤城氏の原画と色彩に対する強いこだわりを忠実に再現する為、フランス・サンゴバン社製のアンティークガラスをふんだんに使い、難易度の高いガラスカットの極限に挑んだ。」とのことです。

確かにこんなのとか、どうやってカットしたんだろう…組み立ても

正面のステンドグラスはノアの方舟をイメージしたものでしょうか。船の中央に猫が!!夫もこれがお気に入りのようでした。

ちなみに今回初めて知ったのですが、藤城氏の叔父さんが牧師だったそうで、聖書を題材にした作品を多数制作しておられるのはおそらくそのためだろうと思われます。

美術館の方も素晴らしかったです。光の芸術という点でステンドグラスと影絵とは共通するものがあり、私もまた自分の制作へ向かうエネルギーが湧いてきました。藤城氏の年齢に合わせてシルバー割引は90歳以上でしたが、祖母が丁度今年90になったばかりで割引してもらえました。うちの祖母も90ですが杖なしで歩けますし普通食も食べられるほど元気です久々にデイサービス以外の場所に出かけ、いい刺激になったようです。那須でまた繰り返し訪れたい場所が増えました。

この翌日は那須でも福島寄りのほうにある、トラピスト修道院を訪れました。その様子はまた次回

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする