Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

遠野正教会・聖太祖アウラアム・サッラ会堂

2017-08-10 18:39:48 | 教会巡り
久々の教会巡り記事になるかもしれません。8/8~10と、教区の中高生キャンプのお手伝いで、遠野に行く機会がありました。雨続きではありましたが、子どもたちの安全が守られ、良い思い出を得て帰ってくれたことに感謝でした。

その帰り、以前から気になっていた、遠野の正教会に行ってみました。遠野は半世紀にわたり日本随一のホップ生産量を誇っているそうですが、教会の周辺にもホップ畑が広がっていました。

「正教会」は東方正教会とも呼ばれています。ローマ・カトリック教会やプロテスタント諸教会は西ヨーロッパを中心に広がりましたが、正教会はキリスト教が生まれた中近東を中心に、ギリシャ、東欧から、ロシアへ広がった教派です。日本にはロシアから正教の教えが伝わったので、正教というとロシアのイメージが強いのでしょうか。



遠野の正教会は小さな可愛らしい聖堂でした教会の裏手は墓地になっていました。司祭さんは定住していないようなので、外観のみ見学。



入口に鐘もありました。うちの教会にも鐘があったらいいのになぁ。使わなくなった鐘があったら誰か、譲ってくれませんかねぇ…



岩手へ引っ越してきてすぐ、巡り歩けそうな岩手の教会を色々と調べていましたが、岩手県の、特に県南には正教会が多いなぁと感じていました。Wikipediaによると、「日本正教会の草創期に仙台の人士が活躍したこともあって、東北太平洋岸海運の拠点港である石巻の流通関連地域(河川流通:北上川流域、海運:三陸海岸)を中心とした宮城県北部から岩手県南部に多くの教会がある。」とのことです。遠野に正教の教えが伝えられたのは明治時代。それ以来ずっと会堂を持たず、信徒の家庭で諸祈祷が行われていましたが、2013年5月19日にこの会堂が建立されました。信徒の方々の長年の祈りの結晶ですね。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする