Vers la lumière 光ある方へ・・・

AtelierGrace発、ステンドグラスと教会のブログ。

クリスマスパネル2種

2023-12-31 15:33:31 | パネル
今年最後のBlog更新です。今年は特に暖冬のようで、大晦日の今日の時点でもまだ、庭のバラが蕾をつけているのに驚かされます。果たして花は咲くのでしょうか…?

今日ダビデの町に、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。(ルカによる福音書2:11)

 



今年はクリスマスのパネル作品を2枚作りました。1枚目は羊飼いたちへのお告げ。クリスマスカードやイブ礼拝のプログラム表紙にも使いました。ボーダー部分の最下部にはギリシャ語で↑の聖句が書いてあります。何年も前から何となく構想だけあったものがやっと形になりました。



2枚目は十字架のある馬小屋。24日に間に合えば良かったのですが、いざハンダ付けという時になって1ヶ所裏表間違って絵付けしているピースを発見してしまい…一応教会暦では1月6日の公現日(エピファニー)まではクリスマス期間ということになっているのでそれで勘弁してもらいましたちなみに、リースやクリスマスツリーも1月6日までは飾ります。

この作品は、聖家族の背後に十字架が浮かび上がるように作っています。アドヴェント第2週に、礼拝説教の中で讃美歌21-243「闇は深まり」という賛美歌が紹介されました。作詞者のヨッヘン・クレッパーはナチス・ドイツによる迫害下で、優れた宗教詩を残した人です。その後に「馬小屋(家畜小屋)の飼い葉桶に眠る幼な子の向こうには、十字架が立っている。イエス・キリストを十字架へと追いやったのも、他でもない私たち人間の罪と悪。馬小屋の周囲を覆う暗さは、私たちの社会を覆う暗さでもあるのではないか。」というメッセージがなされた際にイメージが思い浮かび、急遽作ることにしました。今年はベツレヘムのクリスマス行事が全て中止になり、ロシアとウクライナの戦争も停戦に至らず、まさに闇がこの世を覆っているような年でした。しかし、背景右上には明けの明星を彫りました。暗闇の続く世にも夜明けが必ず訪れるよう願いを込めて…。

今年もAtelier Grace♰の活動を見守り、お支え頂きどうもありがとうございました。新しい年はどうか一歩でも、平和への道に近づく年となりますように。どうか皆様、良い年末年始をお過ごしください。
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Joyeux Noël !2023

2023-12-31 15:07:27 | 教会関係
今年の待降節(アドベント)は12月3日から。前日、教会有志でリース作りを行いました。教会墓地の木から葉っぱを切ってきて作ります。

     

今年は小さいリースも沢山できました。そして、鉢で買って庭に地植えしていた柊が今年はぐんぐん成長し、柊の葉っぱも沢山収穫(笑)できました。植えた場所が運良く、風の当たりにくい場所だったようです



ちなみに、今年は手のひらサイズのミニツリーがよく売れて沢山作りました。緑ガラスの細切れが増えてきたのでさらに分割したバージョン(中央)も作ってみました。これならかなり小さいガラスも使えます。こういう小さいツリーって私自身欲しくて何年も探してきたんですが、なかなかないんですよね…来年はさらに一工夫こらしたものを作りたいと思います

今年は24日が日曜日で、教会では午前中にクリスマス礼拝、夜18時からクリスマス・イブ礼拝を行いました。



午前中は施設入居されていた方も含め久しぶりの方が何人も来られ、夜は地域の方もいらして下さいました。私は午前中奏楽で、イブ礼拝は別の方だったので今年はわりかしのんびりと過ごさせていただきました。今年は珍しく、きよしこの夜ももろびとこぞりてもナシのイブ礼拝。戦争の地にある方々を思い、最後は「天なる神には」で平和を祈りつつ礼拝を閉じました。どうかクリスマスの恵みと平和が、全ての方と共にありますように。




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