イグナチオ教会・黙想と祈りの集い

　今日はイグナチオ教会の「黙想と祈りの集い」に初めて行って参りました。最近フランスにある超教派の「テゼ共同体」に興味を持ち、できたら数週間か数ヶ月そこへ行って滞在してみたいとも思っているのですが、とりあえずテゼとはどんなものかを知るために・・・。

　夜のイグナチオ教会にも「オルガンと祈り」などで何度か足を運んでいますが、夜の教会堂というものは、昼間とはまた違った表情を見せてくれます。一歩足を踏み入れるとライトアップされた中庭の向こうに見える、マリア聖堂の聖イグナティウスのステンドグラスが一段と目を引きます。ステンドグラスは自然光がなくなる夜は、室内からは見えなくなってしまいますが、その代わり今度は室内の明かりで外から楽しめます。階段のところのお気に入りのステンドグラスも自然光で見た時とは違って、夜間は全体が優しいオレンジ色の光に包まれ、教会の前を通る人たちを優しく見守っています。夜間の教会巡りというのもいいですね。

　この集いは、途中聖書朗読や祈り、黙想を挟みつつ、短い歌を繰り返し歌いながら進められます。歌の楽譜はなく、歌詞だけが印刷されたプリントを頼りに何度も何度も歌って耳と口で覚える・・・という感じです。同じフレーズを何度も何度も歌いながら、いつの間にかさっき教会の門をくぐるまでに抱えてきた心の重荷というのか、モヤモヤしたものがどうでもよくなってきていることに気付かされました。

　また、全体を通して沈黙が大切にされます。常日頃言葉を使うように使うようにと求められ、また様々な音も情報も洪水のように溢れている現代社会の中で、私達は疲れ切ってしまっているのではないでしょうか。だけど、本当に大切なことはそんなに多くないんじゃないか、そんな思いも抱きました。

　昼間とはまた違った、蝋燭の明かりが揺らめく夜の薄暗い聖堂の中で、何か強く大きなものに守られている、今回はそんな思いを一段と強く感じました。このような集いは初めてでしたが、とてもいい体験になったなと思います。

ビーチグラスのペン立て

これは父からの依頼です。海に落ちているすりガラス（ビーチグラス、というそうです）にコパテープを巻いて、ペン立てに仕上げました。時々貝殻やナギット（濃い青色の丸いガラス）をアクセントで入れながら・・・。



普通のガラスと違いビーチグラスは元々が割れた瓶などで、凹凸があったり厚みの差が激しかったり、気まぐれな形をしているのでコパテープを巻くのにひと苦労です。しかし、長い年月波に揉まれて丸くなったガラスのすべすべした優しい手触りといったら・・・まさに、海からの贈り物と呼ぶにふさわしいと思います。

ちなみに今は、このビーチグラスでボール型のランプを作りたいと考えています。ベースも流木とかで手作りしたら面白いだろうなぁ・・・でも手持ちのビーチグラスが全然足りないので、冬帰省した時に海に拾いに行きたいなと思っています。寒いだろうけど・・・

キャンドルホルダー・追加注文

バザーの際に出したキャンドルホルダーですが、完売した後も欲しいという方がいらっしゃったので、追加で作りました。



今回は特別に？色の希望をお聞きして作りました。青がお好きだそうなので、青系でまとめたものと、クリスマスカラーのもの。

この青の配色、夏らしくてなかなかいい感じだと思います。もう依頼者さんの手に渡ってしまいましたが、星砂とか貝殻とか、珊瑚とか、海関係のものを色々入れてみたいですね。