そして、時に考えない。
手放す。まかせる。
すべては宇宙の流れの中のひとつである自分という存在を
その流れに置くのです。
流れがあるということを認めていれば、案外、この世界は
うまくいくことだらけなのに、
自分がこの世界を動かしているような錯覚に陥ることが
ある。
最初は、うまく動いていたと思うのですが、それすらも、
実は、流れに乗っていたからこそなのです。
うまくいくことは、すべて、逆らわずに流れに任せていたから
うまくいったのです。
流れに乗れていないのは、細部にまで、
自分の思いどおりにしたい、と言う我欲が働くからです。
すべてはうまくいっている。
すべてを見通さなくても、ひとの営みとは、うまくいく。
すべてを把握しようとすれば、自分自身をもその把握の一部に
縛ることになる。
時に自分を自分自身から、自由にする。
こころに暇(いとまー意志との間)をあたえる。
ことばはかくもうまくできている。
これらをうまく使い、自分を解放していけば、
自分もまた、自然の一部でいられるのだ。