アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

エビスグサ - 愛知県岡崎市 鯉の池

2017-09-30 23:36:10 | みんなの花図鑑
これも 例の「鯉の池」で見つけたものです。
もちろん 水中ではなく 池の畔の、つまり陸地で
咲いていたのですが。

葉の脇から 恥ずかしそうに下向きの黄色い花を付けます。
長い雌しべは フックのように曲がってます。

フック(雌しべ) は 伸びて、
なが~い莢 (さや) となって豆をつける。
莢が伸びても ガクがしっかり残っていて、
日本刀の 「つば」のよう。

長い莢が 左右に伸びると
ヤジロベ~ のよう。
中の種を煎じたものが 決明子(けつめいし)で、
今では これを「ハブ茶」と呼んでいる。


ウォーターカンナ- 愛知県岡崎市 鯉の池

2017-09-30 20:14:00 | みんなの花図鑑
ウォーターカンナの花が うすい鞘のベールの
中から 今まさに 生まれようとしています。


そのつぼみは 巻貝のような 苞に包まれています。


ウォーターカンナは 水カンナ とも言われますが、カンナに似た葉を持つ 水生生物です。
この写真は 鯉の池(*) で撮りました。


これが花です。一つひとつは とても小さく、
苞に包まれているので 地味で目立たないです。


花のあとの、果実です。
ジュズダマのような果実をつけます。


今回はアップの写真ばかりで、全体がどんな風なのか、
よくわかりません。
一応、昨年7月に撮った コンデジ画像を示しておきます。
(その他の画像は こちら )

(*) 鯉の池 鯉の池とは 私が勝手につけた場所の名前です。
今は昔、稲を植えた水田に 鯉を放ち 鯉を育てる
とともに、水田の草取りを鯉にやってもらっていました。
鯉はイネの害虫を食べてくれ、また泥をかき回すので
雑草の発生が抑えられたそうです。
農薬を使わなかった時代のお話です。
水田から水を乾すとき 鯉を捕まえ、
一部は 食べ、残りの鯉は このような
池に放ち、越冬させていました。
長野県佐久地方が有名です。