アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

八重のムクゲ - なぜか寂しい

2023-07-05 16:00:00 | みんなの花図鑑
ムクゲ(八重)

八重のムクゲです。シベがあるのでほんとは「半八重」というのかもしれませんが・・・



八重のムクゲは 観賞用に花弁を増やしたムクゲです。



花弁が多いので一見華やかに見えます。




でも、反面、シベが(とくに雄しべが)少ないので、反面的に言えば 貧素なのです "(-""-)"





ムクゲ

それに対し、一重のムクゲはシベが豪華です。



アオイ科の花はやっぱこうでなくっちゃね、という感じです。



一重のムクゲのシベはこんな感じです。雄しべ筒の表面から葯を持ちあげる花糸が伸びていて、筒の中を通って雌しべが上に伸びています。




ムクゲ(八重)

一般に 八重の花弁は 雄しべが変化したものだと言われています。



つまり、花弁が増えれば増えるほど、その分シベが貧素になるわけで "(-""-)"



両方あると、一番豪華なんですけどね (´∀`)




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