
見出し画像は矢作川堤防で撮った野生のカワラナデシコです。
きょうは いわゆるナデシコ(ダイアンサス)とこのカワラナデシコと、どっちが美しいか? を比べてみたいと思います。
そのため、以下、まず園芸種のナデシコを先に観賞していただきます。
ナデシコ




いかがでしたでしょうか?
園芸種のナデシコは総じて花弁の切れ込み具合が低く、あとの2枚のようにギザギザがまるでないものもあります。
カワラナデシコ
それでは先ほどのGIF画像をばらして・・・

野生のカワラナデシコのほうは花弁の付け根のほうまで区切れがあります。

花弁の切れ込みは園芸種よりも野生のナデシコのほうが大きいのです。
結論を先言ってしまうと、私は糸状の切れ込みのある方が、優雅で美しいと思うのです (´∀`)

カワラナデシコの全体はこんな感じです。
秋の七草(覚え方は「おおきな服は」オミナエシ オバナ キキョウ ナデシコ フジバカマ クズ ハギ)のナデシコはカワラナデシコのことを指すといいます。

園芸種でもそうですが、ダイアンサスはめしべが時として面白い恰好をしています。

雌しべ(花柱)は2本でその2つが時にじゃれ合っているのです。

これなどほんとうに組んでいます。

雄しべの観察をしながら、最後に wiki より抜粋
「カワラナデシコは草原等の開けた環境を好む種であり、(中略)昔は、草原や山地、河原等の環境は人の手により草刈や枝打ち等され、里山的な利用が行われてきた。これで、日当たりの良い開けた環境が継続してきたという背景がある。近年の人間の生活習慣の変化で、このような「人為的なかく乱」が行われなくなると、カワラナデシコに代表される人間と密接な関係のある普通種が、その自生地や個体数を減少させてしまう結果となりうる。」
カワラマツバ

ナデシコとは関係ありませんが、矢作川の堤防に カワラナデシコを撮りに行くと、必ず一緒に撮る(撮ってしまう)ので、今回も、ピントの合ってない画像ですが、アップしておきます。

カワラマツバはヤエムグラ属の野草です。

「花弁は4枚、雄しべも4本であるが、花弁数5のものも混じる。」(岡山理大植物雑学事典「カワラマツバ」)

「花冠の下に2球を接したような丸い子房がある。果実は直径1~1.5㎜。」(三河の植物観察「カワラマツバ 河原松葉」)
最後に ちょっと懐かしい「みんなの花図鑑」時代のスクリーンショットを一枚。

2016年 みん花掲示板 「カワラマツバ」で検索するとこんな検索結果が出た時代がありました (^_-)-☆(画像はそのスクリーンショットです)
いくつかの画像の隅に「名前決定済み」とラベルしてあるのがお判りでしょうか?
この掲示板で名前の分からない植物の写真をアップして名前を教えてもらったものです(^^♪
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