久しぶりの《キク科のシベ》シリーズです(´∀`)
今日はヒマワリ@西尾市憩の農園 です。
ポット売りの園芸品種で ラベルに書いてあった名前が「サンタスティック クリアイエロー」!
きょうはこの子の筒状花のシベの観察(鑑賞?)です。
筒状花は花弁を除いた中央のたくさんの小花の集まりです。
筒状花は外周部から順に中心に向かって開花していきます。
中心部はまだ緑のつぼみ状態です。
この部分だけを拡大してみたのが以下。
つぼみが割れて雄しべ筒の中からめしべの花柱(褐色で先端に毛が付いています)が伸びます。
雄しべ筒というのは雌しべの花柱を囲って支えている筒で、これは複数の雄しべが合着して出来たものです。
めしべの棒は雄しべ筒の中から出るとき、筒の中にあった花粉を毛に付けて出て来るはずですが、この園芸品種ではそれが見られません。なぜかはよく分かりません。
この部分はさらに外側(花弁=舌状花に近い)の小花で、めしべ花柱の先端が2つに割れヒツジの角のようにカールしています。
ここからは・・・
’サンタスティック’ の横にあった別のヒマワリです。
通常ヒマワリの筒状花部分はあまり盛り上がらないのですが、この品種は同じキク科のルドベキアを思わせるほどよく盛り上がっています。
上から見てみると、中央部分のつぼみ状態、雌しべの先の柱頭が2つの輪を作っている部分、さらに外側の柱頭が褐色化した部分と3状態あるのが分かります。
柱頭が丸くカールした部分。いわゆる雌しべ活動期で、カールして上を向いた柱頭部分には毛が生えているのが分かります。
めしべは最初 外側の毛で雄しべ筒内の花粉を上に押し上げ虫に運んでもらう役目をして、その後花柱の先端を2つに割り 内側の柱頭部分の毛で虫が運んできた花粉を受け取る役目をします。
役目を終えた雌しべが褐色化しています。この下に子房があり、受粉していれば果実に成長します。
それを囲む明るい黄色の5角形の部分が小花の花冠です。
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今日はヒマワリ@西尾市憩の農園 です。
ポット売りの園芸品種で ラベルに書いてあった名前が「サンタスティック クリアイエロー」!
きょうはこの子の筒状花のシベの観察(鑑賞?)です。
筒状花は花弁を除いた中央のたくさんの小花の集まりです。
筒状花は外周部から順に中心に向かって開花していきます。
中心部はまだ緑のつぼみ状態です。
この部分だけを拡大してみたのが以下。
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つぼみが割れて雄しべ筒の中からめしべの花柱(褐色で先端に毛が付いています)が伸びます。
雄しべ筒というのは雌しべの花柱を囲って支えている筒で、これは複数の雄しべが合着して出来たものです。
めしべの棒は雄しべ筒の中から出るとき、筒の中にあった花粉を毛に付けて出て来るはずですが、この園芸品種ではそれが見られません。なぜかはよく分かりません。
この部分はさらに外側(花弁=舌状花に近い)の小花で、めしべ花柱の先端が2つに割れヒツジの角のようにカールしています。
ここからは・・・
’サンタスティック’ の横にあった別のヒマワリです。
通常ヒマワリの筒状花部分はあまり盛り上がらないのですが、この品種は同じキク科のルドベキアを思わせるほどよく盛り上がっています。
上から見てみると、中央部分のつぼみ状態、雌しべの先の柱頭が2つの輪を作っている部分、さらに外側の柱頭が褐色化した部分と3状態あるのが分かります。
柱頭が丸くカールした部分。いわゆる雌しべ活動期で、カールして上を向いた柱頭部分には毛が生えているのが分かります。
めしべは最初 外側の毛で雄しべ筒内の花粉を上に押し上げ虫に運んでもらう役目をして、その後花柱の先端を2つに割り 内側の柱頭部分の毛で虫が運んできた花粉を受け取る役目をします。
役目を終えた雌しべが褐色化しています。この下に子房があり、受粉していれば果実に成長します。
それを囲む明るい黄色の5角形の部分が小花の花冠です。
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