アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

正午のツユクサ

2023-08-30 14:40:00 | みんなの花図鑑

ツユクサは早朝に花をひらき、昼過ぎには 花を閉じてしまう一日花です。
これは正午前のツユクサの様子です。



ツユクサは3つの受粉チャンスを持ってます。
第1のチャンスはまだつぼみのとき。
第2は開花後、虫に運んでもらった花粉を受粉するとき。
そして第3は昼を過ぎて花が閉じるとき雄しべと雌しべはぜんまいのように自らをカールさせて縮むとき自家受粉します。




正午前のツユクサですが、一番長いおしべとめしべの先が少しカールしだしています。
(ツユクサの雄しべには3種類あり、上の画像で一番左手の黄色いπの字型の雄しべは不稔性でもっぱら虫の餌の役目おしています。
その次が半不稔性のおしべで、つぎがめしべ、いちばん右手が稔性のおしべです)




おしべとめしべが動き出しました、閉幕アクションです。




2本のおしべとめしべはそれぞれ単独に丸くなっていますが、さらに丸くなると全体が寄合い玉のようになり、このとき自家受粉します。




日傘のような花弁も萎んできてシベを覆います。

シベが縮まる様子は NHK for schoolの動画が一番分かりやすいです!(^^)!
NHK ツユクサの受粉のしかた




同じころ、明日?開く予定の花が苞葉に包まれて準備をしています。






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