アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ヤイトバナ - 花から実へ

2023-08-10 16:02:06 | みんなの花図鑑
きょうもつる性植物です。


私はヤイトバナと呼んでますが、標準和名は「ヘ」で始まり「カズラ」で終わる植物のことです。



正面から見ると日の丸みたいでカッコいい !(^^)!
アカネ科のつる性植物です。




ラッパ状花冠の…

表面肌が優雅です。




花冠の中はどうなっているのか?
ひとつ剥いでみました。
細かい繊毛の中に、おしべとめしべが見えます。




きしめんのような幅広のほうがおしべ。
糸状のほうがめしべ。



糸状の器官はめしべの花柱で2本あり基部で子房に接続しています。
おしべのほうは本来5個あり、花弁内壁にへばりついています。




めしべの花柱は花冠入り口近くまで伸びていて、花粉をつけた虫が花冠の中へ入る前に 他の花から運んできた花粉を授かるようになっています。




めしべの先端受粉部(柱頭部分)。




受粉すると 役目を終えた花冠と雄しべは脱落します。あとには 雌しべと萼が残ります。




やがて糸状の花柱部分も脱落し、子房が萼片に包まれながら大きく丸い果実になります。




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