先日、豊田市松平にある高月院のソシンロウバイを取り上げましたが、そのときは近くに寄ってシベを観察できませんでした。
これは自宅近くの実生から育てたソシンロウバイです。
もちろんソシンロウバイの花の見どころは朧月夜のように集団で咲く開き切らない花冠にもあるのですが、もう一つぐっと近づいてシベを観察するのも興味深いです。
シベの状態で一番よく見るのは こんな状態ではないでしょうか?
でも、たくさんの花を覗いていくとこんな状態の花もチラホラ目にすることが出来ます。
そして、上の状態は最終段階の花です。
というわけで、シベの状態はどのように変化するのか、
別の日、別のところで撮った画像で
雄しべの挙動
についておさらいしてみます(^^)/
ロウバイは雌しべと雄しべの活動期が違い、最初、めしべが活動します。
上の画像で中心にある糸くずのような器官が雌しべです。
めしべ活動期には 雄しべは花弁のほうを向いて横たわっています。
この状態を「おしべが開いている」と勘違いされてる方がおられますが、(モアイ像のような)おしべの顔は花弁のほうを向いて突っ伏しているのであります(´v_v`)
おしべの状態模式図1
めしべ活動期が終わるころ、雄しべが起き上がり、受粉の終わった雌しべをガードするように取り巻きます。その後、アモイ像の顔に当たる葯を破って花粉を放出しはじめます。
おしべの状態模式図2
花が終わると 果実成長期に入ります。
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