ムラサキカタバミ
こちらはムラサキカタバミです。道路わきの土手に咲いていました。
ムラサキカタバミの花は イモカタバミの花とよく似ています。
両者とも 観賞用として渡来、今では野生化しています。カタバミ属(オキザリス)の植物です。
ムラサキカタバミとイモカタバミ、どこを見れば区別できるのでしょう?
この後 紹介します。
まずは ムラサキカタバミの観察。
(横道ですが、そんなに大きくない花なのですが、さらに小さいカタツムリが来ていました。)
(野生のカタツムリは、種類にもよりますが、植物の茎、歯 葉、落ち葉や、朽ち木などを食べています。また、殻を作るためのカルシウムを補うために、石灰岩やコンクリートを食べることもあるそうです。)
ムラサキカタバミを上から見ても雄しべの白い葯しか見えません。その数は5個です。
しかし 雄しべはさらに下に もう5つあるのです(2段になってます)。
下の段の雄しべの葯とほぼ同じ位置に 緑色の寒天状の部分がありますが、これが雌しべの柱頭です。
斜めからみたところです。高さが違うので全部の器官にピントが合ってませんが、雄しべの花糸には毛が生えていて、めしべの花柱には毛は生えていません。雌しべの花柱と柱頭は ヤシの木みたいな恰好をしています。
こんどはアリが来ています。これもとても小さいアリです。
下段の雄しべとめしべの柱頭の位置ですが、この画像でははっきりしませんが、だいたい同じ高さのように見えます。
雄しべは白い葯を付けていますが、花粉は出していないのだそうです。
イモカタバミ
こんなにキレイな花なのに 「イモ」とは失礼な! と怒ることなかれ。
イモカタバミのイモは 地下茎に芋(塊茎)ができることに由来してたのです。
イモカタバミは戦後になって渡来したもので、原産地は 南米の比較的標高の高い地帯ということです。
それで、ムラサキカタバミとの区別のお話の続きですが・・・
ムラサキカタバミのほうは 雄しべの葯が白かったのですが・・・
イモカタバミのほうは 雄しべの葯が黄色いのです。もれなく!(^^)/
ということで、雄しべの葯や めしべの柱頭をじっくり観察してみたいのですが・・・
このイモカタバミ、安城デンパークに植栽されていたものなんです。
商用施設の花をむやみに切り開いてみることはできません。
きょうは これくらいにしておきましょう(◞‸◟)
まとめ (wiki より)
イモカタバミは、地下に球状の塊茎を持ち、花の色は濃いピンクが基本で、花筒部の奥も同色であるが紫色の筋が入る。また花粉が黄色という特徴がある。
いっぽう、ムラサキカタバミには鱗茎があり、花の色は変異はあるものの、その多くはイモカタバミよりも青みを帯びたピンク色で花筒部の奥は白く抜けており、緑の筋が入る。また、花粉が白い。
こちらはムラサキカタバミです。道路わきの土手に咲いていました。
ムラサキカタバミの花は イモカタバミの花とよく似ています。
両者とも 観賞用として渡来、今では野生化しています。カタバミ属(オキザリス)の植物です。
ムラサキカタバミとイモカタバミ、どこを見れば区別できるのでしょう?
この後 紹介します。
まずは ムラサキカタバミの観察。
(横道ですが、そんなに大きくない花なのですが、さらに小さいカタツムリが来ていました。)
(野生のカタツムリは、種類にもよりますが、植物の茎、
ムラサキカタバミを上から見ても雄しべの白い葯しか見えません。その数は5個です。
しかし 雄しべはさらに下に もう5つあるのです(2段になってます)。
下の段の雄しべの葯とほぼ同じ位置に 緑色の寒天状の部分がありますが、これが雌しべの柱頭です。
斜めからみたところです。高さが違うので全部の器官にピントが合ってませんが、雄しべの花糸には毛が生えていて、めしべの花柱には毛は生えていません。雌しべの花柱と柱頭は ヤシの木みたいな恰好をしています。
こんどはアリが来ています。これもとても小さいアリです。
下段の雄しべとめしべの柱頭の位置ですが、この画像でははっきりしませんが、だいたい同じ高さのように見えます。
雄しべは白い葯を付けていますが、花粉は出していないのだそうです。
イモカタバミ
こんなにキレイな花なのに 「イモ」とは失礼な! と怒ることなかれ。
イモカタバミのイモは 地下茎に芋(塊茎)ができることに由来してたのです。
イモカタバミは戦後になって渡来したもので、原産地は 南米の比較的標高の高い地帯ということです。
それで、ムラサキカタバミとの区別のお話の続きですが・・・
ムラサキカタバミのほうは 雄しべの葯が白かったのですが・・・
イモカタバミのほうは 雄しべの葯が黄色いのです。もれなく!(^^)/
ということで、雄しべの葯や めしべの柱頭をじっくり観察してみたいのですが・・・
このイモカタバミ、安城デンパークに植栽されていたものなんです。
商用施設の花をむやみに切り開いてみることはできません。
きょうは これくらいにしておきましょう(◞‸◟)
まとめ (wiki より)
イモカタバミは、地下に球状の塊茎を持ち、花の色は濃いピンクが基本で、花筒部の奥も同色であるが紫色の筋が入る。また花粉が黄色という特徴がある。
いっぽう、ムラサキカタバミには鱗茎があり、花の色は変異はあるものの、その多くはイモカタバミよりも青みを帯びたピンク色で花筒部の奥は白く抜けており、緑の筋が入る。また、花粉が白い。
いえいえ、同じ至近距離でも
私のほうは 動かないものなので (^_-)-☆
(お仕事されてるときは、夜12時を過ぎてからコメントいただき、ありがとうございました(^^♪)
初めてなので、びっくりしてしまいました(^^)/
でも、内容はとても分かりやすく、子供のころの
カタバミの葉の思い出はほっこりさせていただきました。
あと、真鍮を磨くのにカタバミの葉を使う
というお話は知らなかったのでとても面白かったです。
磨いた真鍮の本体はドアノブでしたか?昔は 真鍮の鏡を磨くのにカタバミを使ったとか、
の記事がありました。
音楽家の滝廉太郎は常々トクサでつくった爪ヤスリで爪を磨いていたそうで、通じるところがあると思いました。
ありがとうございました!
こんにちは~
本当に鮮明な画像、めが奪われています
参考にと試みるのですが私には難しいです
おおざっぱな性格では無理~
弟子にして欲しいです、
おちかくならね(笑)
お陰で花の様子が見られて嬉しいです。
違いも解りやすいです。
コロナ禍の昨今、仕事先の庭の草抜きをすることが何度かあって、その中でもカタバミ一族はかなり(抜いてもまた生えてくるサイクルが早いなど)厄介です。去年だったか、カタバミ達を始末していて、根っこに球根のようなものがあり、それからわさっと茎が伸びていることに気が付きました。それからは家から古いフォークを持って来てほじくり返しまくり…。それでしばらくは(次生えてくるまで)持ちました。黄色の花の…と言うよりピンクの割と可愛い花で、三つ葉は少し大きめのものです。(子供の頃によく大きいカタバミの葉を水に入れて、「銀色の葉っぱー」とか言って遊んでました)
ブログのお写真からするとムラサキカタバミの方みたいです。花はかわいいんですがねー…。ちなみに、近くの通り沿いの植え込みのサツキの間にもっと濃い、はっきりとしたピンクのが居るんですが、そっちがイモカタバミなんですね。…かわいいんですけどね…。(たぶん赤い葉のカタバミだと思うんですが、真鍮を磨くといい、というのを何かで読んでやってみたことあるんですが、やり方がまずかったのか、あまり変わりませんでした。カタバミ話余談まで。)