麦畑にこんな風に我が物顔で生えてます。
穂がまだ青いとき。
今にも切れそうな細い糸に葯(花粉の入った袋)がぶらさがっています。
「カラスムギの小穂は下に垂れ、中には3つの種子ができる。そのうちの2つには長い芒(のぎ)があり、包頴(ほうえい)から飛び出している。」(植物雑学事典「カラスムギ」)
そして熟してくると、包頴(ほうえい)が白くなってくるんですね。
そして、あるとき、針のような芒(のぎ)が途中でほぼ直角に折れ曲がります!!
一部の芒(のぎ)だけの現象かと思ったら・・・
どれもこれもみな折れ曲がっています。
これに関して 面白い話がありました。
カラスムギの芒(のぎ)は縄をなったように捻(ね)じれている、というのです。しかも・・・
「ねじれた芒(のぎ)は濡れるとねじれがゆっくり戻ってほぼ直角に曲がった先端部がくるくる回転し、これが何かに引っ掛かると種子(穎果)自身がドリルのように回転することになって土の中にもぐり込むというのである。」(続・樹の散歩道「カラスムギの芒(のぎ)がくるくるまわって種子が土にねじ込まれるなどということが本当にあり得るのか?」)
実際、YouTubeにもこの現象を扱った動画がいくつかあります(芒の表面はより糸のようによじれていて、水でぬれるとより糸が解けるように戻っていくので、直角に曲がった芒の先が地面に当たると今度は小穂(しょうすい)のほうが回転するのです)。
これに対する記事を書いた方の見解は以下のようです:
「軽いものがいくらジタバタと転がったとしても、土の中にもぐり込む力は生まれないと思われる」
「地味なカラスムギに係わる意外な話題として、このストーリーは面白いが、変な妄想は健全な青少年を惑わす恐れがあり、仮にエネルギーを余しているのであれば、カラスムギの芒に強いねじれが生じるとともに、直角に曲がる不思議な現象について、そのメカニズムを解明することに努力願った方がよいと感じた次第である。」(同上)
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良く気が付かれましたね
カラスムギの芒とネジったストローの袋は
サマサマ、ヤー\(^^)/
今日の記事拝見して、カフェで手持無沙汰になったとき私がよくやる「ストローの袋を細くねじり、そこに水を1滴落とすとのたうって回転する」を思い出しました。
アブリルさんはされませんか?
原理は同じですよね!
よくできた話で、YouTubeにも水を加えて回転させてみる動画もあります。芒の将来曲がるところは色が変わっていて、そこから先はねじれてないんです。誰がこんなこと考えたのか⁉️不思議です(^-^)
願わくば、本当にそうであって欲しいものです。