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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

西洋サンシュユとサンシュユ - ちがいは?

2024-03-24 15:00:00 | みんなの花図鑑
西洋サンシュユ

わざわざ「西洋」と名が付いていますが、サンシュユとの区別はちょっと目ではどこも無いように見えます。



はっきりしているのは原産地が違うことくらいです。
セイヨウサンシュユ の分布は 南欧・地中海沿岸地方・南西アジア
サンシュユの分布は 中国浙江省及び朝鮮半島中・北部
です。
まぁ、簡単にいうと、シルクロードの西の部分と東端の部分がそれぞれ原産地ということになります。




では、花では区別できないのでしょうか?
検索しますと・・・
「両者のちがいは、サンシュユでは葉の裏の葉脈の分かれ目のところにヤマボウシと同じように褐色の毛がはえていることと、 小花梗が苞片より明らかに長いのに対し、セイヨウサンシュユでは毛がなく、 また小花梗も総苞とほぼ同じかやや長い程度であることぐらいです。」(大阪百樹「サンシュユ」)



上の説明で、「小花梗」というのは
ここ
のことです。
また西洋サンシュユでは「小花梗も総苞とほぼ同じかやや長い程度」とありますが、総苞というのは蕾のときか場をまとめて包んでいる、ふつうの花でいえば「萼」のような部分です。
「総包」という言葉がありますが、意味は「すべてを引っくるめること」です。
「総苞」は小花すべてを引っくるめて包んでいる器官のことと理解すれば覚えやすいでしょう。




この画像などを見ると、西洋サンシュユの小花柄も結構長いように見えます(^^ゞ




サンシュユ

百聞は一見に如かずということで、3月下旬になってから、近くのサンシュユの花を観察しに行きました。




3か所の花を観察したのですが、どこも終わりかけで、おしべが黒くなっている小花が多かったです。



で、セイヨウサンシュユよりもサンシュユのほうが小花柄が長いか? 見て回ったのですが・・・



こんな感じで、長いと言われればそうかな~~という程度で、目に見えて長いという感じはしなかったというのが実情です(´v_v`)



これなど 長そうな感じですね(´∀`)



それよりバラ科などと違って小花のおしべはたったの4本。ま、2本で頑張ってる花もあるから、4本はそれに比べれば多いほうでしょうか(^_-)-☆





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