![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/05/6c5fec4725b67d4db449896a36f53978.jpg)
オダマキはキンポウゲ科の多年草ですが、元々の分布域が3地域あります。
日本の高山地帯に分布するミヤマオダマキの系譜と、
ヨーロッパからシベリアにかけて広く分布するセイヨウオダマキの系統と、
あと、カナダからアメリカのテキサス州に分布するカナダオダマキの
3系統です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/21/4cad90b223229058d6e5385eaf07dd93.jpg)
それで、この園芸品種は?というと、私は門外漢なのでよく分かりません(T△T)
ただ、日本で単に「オダマキ」というと ミヤマオダマキを園芸化したものを指すのが一般的なようです。
そしてどのオダマキにも言えることですが、
「花は5枚の萼(がく)と筒状の花びらからなっており、がくの後ろ側には距(きょ)が角のように突き出て」いることが特徴のようです。(ヤサシイエンゲイ「一度見ると忘れないユニークな花 オダマキとは」)
撮っているときはそのことを忘れていて、アップする段になって距の分かる画像を探したのですが、皆、シベのほうばかり撮ったものばかりでした。
そういうわけで、距がよくわかる図がありましたので、お借りします。↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/2d/f545bfc4c413b7aba95810473c031fbd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/f8/0d7630e534649b3ac7b8358d5d615e14.jpg)
花弁の奥が細長い筒になっていて、この筒の奥に蜜が出ています。
蜜を目当てにやってきた虫は 距の中に入ろうとするとどうしてもその手前の花粉に触れずには蜜にありつけません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/b4/856c642fc0d203106bf8a58fca26d502.jpg)
これはたぶん同じ園芸品種の白花バージョンでしょう。
園芸種の多くはヨーロッパ原産だそうですが、
いっぽう 距が鉤のように曲がっているのは ミヤマオダマキの特徴だという話もあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/f3/a18fb4e4bf7dcec71cc27d2298ec7a3a.jpg)
おさらいです。
オダマキとは
日本原産のミヤマオダマキと、ヨーロッパなどが原産の西洋オダマキの2グループに大別されます。ミヤマオダマキは白から紫までの色幅があり、変わったところでピンクがかった園芸品種もあります。草丈は20-30cmで、径4cmほどの花をつけます。それに対して西洋オダマキは、草丈70cmに達し、花色も、赤・桃・白・黄などカラフルです。花はおおよそ5月~6月頃の初夏に咲きます。(同上)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/79/44b2a4b838927ee24603955922060845.jpg)
赤色のもあるようです。つぼみのときから 距が出ています。
〔追記〕
この園芸品種の出所を知りたかったので、教えて!goo に質問しました。
このオダマキはミヤマオダマキ系ですか、セイヨウオダマキの系譜ですかと。
結果、草丈からすると 30cmに満たないので ミヤマオダマキの系譜ということになるが、
総合的に判断して セイヨウオダマキの系譜ということになりました。
↓ 私がアップした参考画像3枚に対して セイヨウオダマキの対応する画像を提示してくださいました。
その回答画像を左に、
今日私が とくに「距」を撮り直してきた画像を右においてまとめてみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/3e/8f23058aae7f927e03d575862db7a02b.jpg)
園芸種の中には、ミヤマ系と西洋系の交雑した品種もあるそうなので、
そうなると どちら系か分類すること自体無意味になってきています、、、
ということが質問の結果分かりました。
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