西尾市憩の農園で私の背丈と同じくらいの背のこんな花が売られてました。
スマホの Google Lensアプリで検索したところ・・・
(▲クリックで拡大)
第1候補に「オオハンゴウソウ」を挙げてきます!
オオハンゴンソウといったら、オオキンケイギクに並ぶ特定外来生物です。
日本の生態系に重大な影響を及ぼす恐れがある植物として,外来生物法により「特定外来生物」に指定され,栽培,運搬,販売,野外への放出などが禁止されています。(盛岡市 「オオハンゴンソウ,オオキンケイギクの駆除のお願いについて」)
園芸コーナーに置かれている、ということは・・・
これは オオハンゴンソウではないのでしょうか (´v_v`)
オオハンゴンソウではないとしても、これはたぶん「オオハンゴンソウ属=ルドベキア Rudbeckia」のように見えます。
日本語の「オオハンゴンソウ属」の記事には
オオハンゴンソウ Rudbeckia laciniata は
明治中期に観賞用に導入され、
日本に自生するハンゴンソウ に
葉の様子が似ていて、背丈が
大きいことから命名された。
とあります。
そして Rudbeckia laciniata の英文wiki には つぎのような私が見たのとそっくりな絵があります ▼
そして・・・
Rudbeckia laciniata
CUTLEAF CONEFLOWER は 通販(英文)で やはり売られているのです "(-""-)"
さて、名前はともかくルドベキア属(オオハンゴンソウ属)のこの花、キク亜科のシベの観察にはシベが大きいのでもってこいです (^^ゞ
キク亜科の花のおさらいですが、(ちょっとだけ見えている)手前の花弁のようなのが 舌状花という小花の集団です。
真正面の花筒の中から褐色の莢(さや)が伸び、その上に 黄色い毛のついた器官を出しているのが 筒状花の集団です。
バックの丘は その筒状花のつぼみの山です。
筒状花は山の外延部(麓)のほうから上に向かって咲いていきます。
つぼみの花筒の先が5つの割れ、中から褐色の莢(さや)状の器官が伸び、さらにその中から雌しべが出てきます。
めしべは上に伸びるとYの字型に 柱頭を開きます。
成熟した雌しべの柱頭はY字型の内側で花粉を捕えようとします。
オオハンゴンソウ、恐るべき繁殖力ですね。
国立公園の白山の麓でも、大雪山の麓でもこの花を見ました。
もはや完全な駆除は難しいステージになっているのかもしれませんね。
私がブログに上げたのは2回だけですが、ルドベキアの仲間とのコメントをいただきました。
花好きの方にはルドベキアの方が親しまれているようですね。
タイトル?です。
やはり
オオハンゴンソウ Rudbeckia laciniata
なんでしょうか?
とすると、日本では特定外来生物。
栽培したり、生きたまま運搬したりすれば、
「外来生物法」に違反していることになります。
こんなもの売っていいのでしょうか?"(-""-)"
どうも合点がいきません(ToT)