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トウダイグサ科(の花)特集、第6回は トウゴマ。
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「トウゴマ」の名は、唐から渡来し、ゴマのように種子から油を採れることから。
日本には中国からやってきたのですが、もともとはアフリカ北東部に分布する多年草でした。
別名「ヒマ」というと、 「はは~ん」と解る方もお見えでしょう、ご推察の通り、種子からひまし油を採ります。
なのですが、今では 畑に植わっていても 目的はもっぱら観賞用みたいです。
昔から トウゴマを畑に植えている方が散歩道の途中にいらして、 先だって 同じ畑のハツユキソウを撮影させてもらうとき、植わっているトウゴマの話をしたのですが、ご主人最初は「何のことだった?」とトウゴマが分からないようなのでした。 「それにしてはよく毎年毎年同じところに育ってますね」とほめてあげたら、「なあ~に、 種が落ちて自然に生えてくるんだがん」と逆に 教えられました (^^)/
雌雄異花で、枝の上方に イソギンチャクのような触手を伸ばしているのが雌花、下のほうの黄色い花が 雄花です。
ヤツデのように 7つに深裂した大きな葉にも特徴があります。
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b 雌花の イソギンチャクみたいな柱頭、 赤くて 魅力的(?)ですねぇ(← 個人の感想です (´v_v`))
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c 雌花はアカメガシワの雌花にも多少似ていますが、イソギンチャクの触手みたいな柱頭を赤く伸ばし、下の子房は柔らかい棘で覆われた球形で、これが成長すると、中に種子が3個入った果実になります。
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d 黄色い花のほうが 雄花です。 手前の咲き始めの雄花から分かるように 黄色い葯は 5枚の花被片に覆われています。 緑色の球は 花被片に包まれた蕾と思われます。
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e 雄花に近づいてみました。 単独でアップにしてみると 雄花もまたキレイですね。 左手に 雄花の蕾があります。 これを包んでいるのが花被片で 花被片は5枚あります。
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f 雌花に戻って... 赤い柱頭の下には 柔らかい緑色の棘で覆われた子房があります。成長すると、この棘は茎とともに赤色に変わり、 海の中にいるような錯覚を覚えることがあります?。
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g 緑のイガイガは 赤い柱頭が落ちた子房(果実の赤ちゃん) です。
横に茎が写っていますが、横に枝を伸ばしたところに、竹のような節が写っています。「竹のような」?! ひょっとして??
そうです、トウゴマの茎は中空でした (@_@)
トウゴマの種子の表面は 大理石のような模様が入っています。この種子から ひまし油をつくります。
「ひまし油は、脂肪油としては粘度、比重ともに最大であるのに加えて、広い温度域で高い流動性をもつため、各種工業用の原料として広い用途がある。」(wiki 「ひまし油」)
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その優れた性状と潤滑性から古くは機械油一般に用いられ、初期の航空機用エンジンの潤滑油としても使用される事が多かったが、航空機ではエンジンの高出力化と熱と酸化への安定性の不足から第二次世界大戦の頃には航空機用潤滑油は鉱油系が主力となった。(写真とも、同上)
その他(wiki「ひまし油」より)
・ カストロール(Castrol)社の名称は、ひまし油の英語名(castor oil)に由来する。
・ アニメ『ポパイ』の主人公の恋人オリーブ・オイルの兄はキャスター・オイル(Castor Oyl)(英語版)という名であるが、同様にひまし油の英語名をもじっている。
・ アメリカでは昔、いたずらの罰として子供に飲ませることがあり、『トム・ソーヤの冒険』『若草物語』などの児童文学にそういった描写がある。
・ イタリアのムッソリーニ率いるファシスト党は、自白を強要するために大量のひまし油を飲ませる拷問を行ったという。下痢によって死亡したものもいると言われる。
・ 戦後日本でも、天ぷら油として使われ飲食者の下痢を招いた。風味は良かったという者もいる。
wiki 以外でも
・ 別居中だった妻が夫のアパートに入りいつも飲んでいる焼酎に毒を混ぜたという事件が起きて話題になってからトウゴマを無くしたり隔離して見せるようになった所が多くなりました
・植物園や薬草園などで見掛けることがありますが対応はマチマチで劇毒植物にしている所から一般の人が触れられる所に植えられるところもあります・・・・・
等々、 「トウゴマ」 よりも「ひまし油」のほうが はるかにトピックが多いです (´∀`)
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「トウゴマ」の名は、唐から渡来し、ゴマのように種子から油を採れることから。
日本には中国からやってきたのですが、もともとはアフリカ北東部に分布する多年草でした。
別名「ヒマ」というと、 「はは~ん」と解る方もお見えでしょう、ご推察の通り、種子からひまし油を採ります。
なのですが、今では 畑に植わっていても 目的はもっぱら観賞用みたいです。
昔から トウゴマを畑に植えている方が散歩道の途中にいらして、 先だって 同じ畑のハツユキソウを撮影させてもらうとき、植わっているトウゴマの話をしたのですが、ご主人最初は「何のことだった?」とトウゴマが分からないようなのでした。 「それにしてはよく毎年毎年同じところに育ってますね」とほめてあげたら、「なあ~に、 種が落ちて自然に生えてくるんだがん」と逆に 教えられました (^^)/
雌雄異花で、枝の上方に イソギンチャクのような触手を伸ばしているのが雌花、下のほうの黄色い花が 雄花です。
ヤツデのように 7つに深裂した大きな葉にも特徴があります。
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b 雌花の イソギンチャクみたいな柱頭、 赤くて 魅力的(?)ですねぇ(← 個人の感想です (´v_v`))
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c 雌花はアカメガシワの雌花にも多少似ていますが、イソギンチャクの触手みたいな柱頭を赤く伸ばし、下の子房は柔らかい棘で覆われた球形で、これが成長すると、中に種子が3個入った果実になります。
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d 黄色い花のほうが 雄花です。 手前の咲き始めの雄花から分かるように 黄色い葯は 5枚の花被片に覆われています。 緑色の球は 花被片に包まれた蕾と思われます。
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e 雄花に近づいてみました。 単独でアップにしてみると 雄花もまたキレイですね。 左手に 雄花の蕾があります。 これを包んでいるのが花被片で 花被片は5枚あります。
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f 雌花に戻って... 赤い柱頭の下には 柔らかい緑色の棘で覆われた子房があります。成長すると、この棘は茎とともに赤色に変わり、 海の中にいるような錯覚を覚えることがあります?。
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g 緑のイガイガは 赤い柱頭が落ちた子房(果実の赤ちゃん) です。
横に茎が写っていますが、横に枝を伸ばしたところに、竹のような節が写っています。「竹のような」?! ひょっとして??
そうです、トウゴマの茎は中空でした (@_@)
トウゴマの種子の表面は 大理石のような模様が入っています。この種子から ひまし油をつくります。
「ひまし油は、脂肪油としては粘度、比重ともに最大であるのに加えて、広い温度域で高い流動性をもつため、各種工業用の原料として広い用途がある。」(wiki 「ひまし油」)
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その優れた性状と潤滑性から古くは機械油一般に用いられ、初期の航空機用エンジンの潤滑油としても使用される事が多かったが、航空機ではエンジンの高出力化と熱と酸化への安定性の不足から第二次世界大戦の頃には航空機用潤滑油は鉱油系が主力となった。(写真とも、同上)
その他(wiki「ひまし油」より)
・ カストロール(Castrol)社の名称は、ひまし油の英語名(castor oil)に由来する。
・ アニメ『ポパイ』の主人公の恋人オリーブ・オイルの兄はキャスター・オイル(Castor Oyl)(英語版)という名であるが、同様にひまし油の英語名をもじっている。
・ アメリカでは昔、いたずらの罰として子供に飲ませることがあり、『トム・ソーヤの冒険』『若草物語』などの児童文学にそういった描写がある。
・ イタリアのムッソリーニ率いるファシスト党は、自白を強要するために大量のひまし油を飲ませる拷問を行ったという。下痢によって死亡したものもいると言われる。
・ 戦後日本でも、天ぷら油として使われ飲食者の下痢を招いた。風味は良かったという者もいる。
wiki 以外でも
・ 別居中だった妻が夫のアパートに入りいつも飲んでいる焼酎に毒を混ぜたという事件が起きて話題になってからトウゴマを無くしたり隔離して見せるようになった所が多くなりました
・植物園や薬草園などで見掛けることがありますが対応はマチマチで劇毒植物にしている所から一般の人が触れられる所に植えられるところもあります・・・・・
等々、 「トウゴマ」 よりも「ひまし油」のほうが はるかにトピックが多いです (´∀`)
東京-名古屋間の開通を目指しているリニア新幹線も環境問題が出てきて、工事もすすそうにありませんね。
いえ、私は 琴光喜、舞の海が引退してから あまり関心がないもので・・・
というか、第2波が確実になってるときに、Tokyoでやるなんてどうかしてると思いませんか(´・ω・)
リニアも困ったものですねぇ。民営だから 強制執行できないのだけれど・・・
いつもホットな話題、ありがとうございます。