キツネアザミは れっきとしたキク科「アザミ亜科の植物」 で、 アザミの仲間であることに間違いありません。なぜ「キツネ」がつくのかというと、基本的に 他のアザミのような「棘」がキツネアザミには無いことに由来するようです。
さて突然、懐古調になりますが・・・
だいぶ前 散歩の途中で野草に興味を持ち始めたころ、この野草を見つけ、上の画像付きで お尋ね掲示板に質問したことがあります。
「愛知県中部、農道の畔に生えていました(キュウリグサが近くにあります)。草丈は30cmくらい。
花はアザミそっくりなのですが、葉や茎に棘がありません。葉はやわらかそうで見方によっては ホウレンソウみたいです。検索して、キク科のタムラソウと キツネアザミ(キク科キツネアザミ属) を 候補としましたが、正しくはなんという草本でしょうか?」
タムラソウと キツネアザミを候補に挙げるなんて、今では考えられませんが (´∀`)
キツネアザミはアザミのように宿根草ではないので毎年咲く場所が変わるという話がありますが、ここに掲げる画像は だいぶ前の質問時のキツネアザミを撮った場所とその周辺で撮ったものばかりです。
マスク付けて散歩なんて、とんだご時世になりました。 上の質問した当時と生活様式が変わりました。 自転車も変わりました(^^ゞ 変わらないのは 野草のほうだけかもしれません。
レンゲ畑にキツネアザミが共生しています。 掲示板への質問文に 「葉はやわらかそうで見方によっては ホウレンソウみたいです。」とありますが、 実際、若い芽や葉を、茹でて水に晒してアクを抜き、おひたしにしてたべたそうです。
キツネアザミの何が好きかというと、この蕾のすがた なんです。
アザミはキク科なので、たくさんの小花が集まって、総苞という覆いに包まれています。
「総苞は球形で、総苞片は8列に並び、背面の上部にとさか状の突起がある。」(松江の花図鑑(野に咲く花)より)
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