アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アルストロメリア - ユリズイセン

2022-06-16 06:00:06 | みんなの花図鑑
花弁の無い樹の花や葉の鑑賞ばかりしていると、欲求不満になります。
きょうは パーッと行きましょう (^^♪

アルストロメリア

ユリ目アルストロメリア科アルストロメリア属 (Alstroemeria) は南米のアンデス山脈の寒冷地に自生する約50種が知られているそうです。




和名はユリズイセンですが、ほとんどが品種改良された園芸種で、総称してアルストロメリアと呼ばれています。




内花被片の2枚には斑の模様があります。
この模様のことを蜜標といって、昆虫に蜜のありかを知らせる標識の役目をしています。




アルストロメリアや原種に近いアルストロメリア・プルケラなど、この斑紋にまず目がいきます。




ところが、はじめ日本に入ってきたころは、この斑紋がマイナスになって人気が出なかったといいますから「歌は世につれ、世は人につれ」(^_-)-☆ です。




近年では、その短所が長所に変わっていろいろな品種がつくりだされるようになりました。




外花被3枚で上の1枚は大きく同形。内花被3枚は、花被の先がとがっており、上の2枚がバンザイをしたように立っています。花被の数は3数性を示しています。
放射相称のように見えますが左右相称です。ここがユリ科と異なる点の1つです。
おしべやめしべのつきかたは、これもユリ科と異なり、キスゲ科のノカンゾウと同じです。



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