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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

樹に咲く花 (42) ナシ、マメナシ、ユキナシ

2021-04-20 11:19:39 | みんなの花図鑑
今朝は、ナシを三つ。


「いささか旧聞に属しますが」と前置きしなければならないくらい未提出の画像がどんどんたまっていきます。
4月3日の撮影です。
場所は 安城市のナシ園。遠景は 豊田安城自転車道のサクラの花です。



梨は、日本で栽培される果物の中でも歴史が古く、弥生時代にはすでに食べられていたそうです。
安城市は 梨の一大産地で、それは明治時代に 明治用水が開通し、調整可能な水を得たことが普及の大きなきっかけとなりました。



このナシの品種名は分かりません。
安城梨には、「甘ひびき」、「愛甘水」、「幸水」、 「豊水」、「あきづき」、「新高」などがあるそうです。




ナシはバラ科ナシ属の樹で、花の時期もサクラと重なることが多いです。




雄しべは約20本、めしべは5本のことが多いと言われてます。



花は葉とともに展開します。
雄しべの葯が赤いので、新芽の赤とのバリエーションが美しいです。



「梨を含む多くの落葉果樹は、自家不親和性と言う性質があり、一部の例外を除き、自分と同じ品種の花粉では上手く受粉しないと言う特徴があります。

 人工授粉は主に、人間が行う場合と、蜜蜂などの昆虫を利用する方法が有りますが、梨の場合は、梨の花を蜜蜂が余り好まないみたいで、全てを任せるわけにはいかず、人間による人工授粉がメインになります。」(梨 さくらんぼの加藤農園「梨 人工受粉」)



マメナシ

愛知県緑化センターの樹木園のマメナシです。
背が高く、遠くから見たときは、サクラが咲いているかと思いました。



私も初めて知ったのですが、wiki によると、マメナシは日本では東海地方にのみ分布している梨だそうで、その分布域は シデコブシヒトツバタゴと同じく「東海丘陵」(伊勢湾を取り囲む地域の丘陵、台地、段丘地帯)の日当たりのよい低湿地に生息するナシということです。




「直径2.5 cmほどのサクラに似た白い花をつける。」(wiki 「マメナシ」)
やっぱりサクラの花と似てたんですね (^^♪






ユキナシ

こちらは 昨日(4月19日)撮ったもので、花期はほとんど終わってます。



ユキナシは wikiによると 「ヨーロッパ中部から南東部に分布する」西洋梨とのこと。



「名前は白い花と、白色の綿毛に覆われた若芽や若葉が雪のようであることから。」(wiki 「ユキナシ」)



「なお、日本で2006年冬に相次いで発売された「雪梨」のゼリーやヨーグルトで用いられている雪梨とは中国なしの一種であり、本種ではない。」(同上)



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