センニチコウの花はご存じですか?
このポンポンのような塊?
あ、それは花序ですね。
分かった!この筒型の一本いっぽんのこと?!
ええ、でも花弁のように見える筒の部分は 花ではなく つぼみの時花を保護する苞(ほう)と呼ばれる(小苞とも)葉の変化したものなんですよ。
じゃあ・・・ 花はどこへいったの??
正味の花は 苞(筒の部分)からわずかに出ている ひらひらした部分だけなんですよ。
ほんとのこというと、私にもよく分からないんですよ。だってそんな特殊な構造してるとは思ってもみなかったので m(_ _)m
簡単に言うと、こういうことなんです
「5弁の白い花が開くと、黄色い雄しべが5本でてくる。その後雌しべが伸びてくる。雄性先熟である。」(植物雑学事典「センニチコウ」)
何だかキク科の筒状花に似ていますね。ただキク科のばあい、筒の部分はおしべが合着したものでしたが、 センニチコウでは 苞という葉の変化したもので、本当の花はその中にある部分だけだったんですね
「花弁は役割を終えると脱落してしまうことが多いが、苞や萼が花弁状になっている植物では花が終わっても脱落せず、長期にわたって美しいままであることがある。センニチコウもそのような例であり、花が終わっても小苞がそのまま残り、ドライフラワーにも使われる。ヒユ科の植物とは思いつきにくいが、花穂が長く伸びないノゲイトウと思えばよいのかもしれない。」(同上)
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